ハンセン病家族の被害認定 国に賠償命令、初判決

ハンセン病患者の隔離政策で本人だけでなく家族も差別を受けたとして、元患者の家族561人が国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁(遠藤浩太郎(えんどう・こうたろう)裁判長)は28日、「違法な隔離政策で家族も差別され、回復困難な被害を受けた」として、国に対し原告541人に計約3億7千万円を支払うよう命じた。

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