風化進む?リンゴ岩

 長崎県長崎市柿泊町のかきどまり白浜海岸に、波で洗われ、かじったリンゴのように見える奇岩がある。市民からは「リンゴ岩」と呼ばれ長年親しまれているが、今にも折れそう。風化は進んでいるのだろうか。

 岩の形は押し寄せる波によって削られて形作られたとみられるが、長崎市水産振興課によると、15年前に撮影した写真と比較した上で、地元住民にも確認したところ、目立った風化は見られないという。

 西彼時津町の国道沿いにある「さばくさらかし岩」は落ちないように保護されているが「リンゴ岩」は海岸にある。「お金はかけられないし、補強すると価値が失われるのでは」と同課。いつか崩れそうだが、自然のままを楽しんでほしいという。

 


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