日本時間29日にコパ・アメリカ準決勝が開催し、コロンビアとチリによる強豪国対決が実現した。
グループステージで無失点3連勝を成し遂げたコロンビアと、大会3連覇を目指すチリ。南米を代表する両チームの一戦は、プライドを懸けた激しい攻防を繰り広げる。15分にゴールラインを割ったチリのシュートがオフサイドの判定で取り消しとなると、球際のプレーがより厳しくなって両者ヒートアップ。南米特有の異様な空気の中、スコアレスで試合を折り返す。
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ハメス・ロドリゲスの精度の高いパスで攻撃を展開するコロンビアと、エドゥアルド・バルガスやアレクシス・サンチェスのドリブルでゴールを狙うチリ。互いにストロングポイントを最大限に活かしてチャンスを創出すると、チリが決定的な場面を迎える。70分にゴール前でフリーとなったアルトゥーロ・ビダルが左足を振り抜いてネットを揺らす。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、直前にチリの選手の手に当たっていたとしてゴールが取り消しに。結局、最後まで得点が生まれず、0-0でPK戦に突入した。
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1人目のキッカーを担当したハメスやビダルが落ち着いて成功すると、両チーム共4人目まで確実にネットを揺らす。それでも、コロンビア5人目のキッカーを担当したウィリアム・テシージョのシュートが枠外に飛び、後攻チリのサンチェスがゴール右に沈めて決着。PKスコア5-4でチリがベスト4進出を達成した。
