完全コピー人間も? 最新の3Dプリンター技術が作り出す“恐怖”の未来

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今年の4月、イスラエルにあるテルアビブ大学の研究チームが、驚愕の研究論文を発表した。何と人間の組織サンプルをもとに3Dプリンターで〝人間の心臓のミニチュア〟を世界で初めて作り上げたというのだ。

研究チームを率いるタル教授によれば、このミニチュアの心臓は本物と全く同じ構造と機能を持っており、今後10年以内に「移植用の心臓をごく当たり前に作れるようになる」と豪語している。果たして、本当なのだろうか?

 

完全複製人間も制作可能?

一般的に臓器移植をすると、移植された臓器は体内の免疫機能により〝異物〟として認識され、非常に激しい拒否反応が起こる。これは親族などから提供される適合型の臓器移植でも発生し、移植患者は生涯にわたって拒否反応を抑制する薬を飲み続けなければならない。

しかし、この3Dプリンターで作られた心臓は、移植を受ける本人由来の有機成分を細胞レベルで〝人工的に再プログラミング〟してあり、同教授いわく「拒否反応は全く起こらない」そうだ。将来的には「心臓以外の全身の臓器や組織も普通に作れるようになる」と発言している。

つまり3Dプリンターで「完全複製人間」を作れるかも知れないのだ。そして彼らはコピーもとの人間と〝全く変わらない姿〟になる可能性が高い。いつの間にか複製人間が本物の人間とすり替わり…なんてことも!

まあ、よく考えてみれば、今も周りは誰かさんのマネをする〝コピー人間〟だらけの社会。それほど驚くほどの話でもないのかも…。

 

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