ルクレールがトップタイム【タイム結果】F1第9戦オーストリアGPフリー走行3回目

 2019年F1第9戦オーストリアGP土曜フリー走行3回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手、ピエール・ガスリーは7番手タイムをマークしている。

 現地時間12時のFP3は気温25℃、路面温度47℃、快晴のなかセッションがスタート。序盤は各車コースに出てこなかったが、セッションが10分経過しマクラーレンのカルロス・サインツJr.が先陣を切ってタイムをマーク。このときサインツとランド・ノリスのふたりがスリップストリームを使うべく練習走行を行っている。

 20分経過時点では昨日クラッシュしたメルセデスのバルテリ・ボッタスがソフトタイヤで1分5秒510でトップタイムをマーク。2番手にアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)、3番手にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が続いている。しかし、すぐにルクレールがボッタスのタイムを塗り替えトップに浮上。いずれのドライバーもソフトでタイムを記録している。

 一方、まだ2周しか走っていないガスリーが「パワーがない」と無線で訴えガレージへと戻っていった。このため、レッドブル・ホンダのデータ収集はフェルスタッペンの1台体制に。

 30分経過時点でルイス・ハミルトンは5番手。たびたびコースを外れており、イマイチ乗り切れていないようだ。

 中団チームのマクラーレン、ハース、ルノー、アルファロメオ、レーシングポイント、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは決勝を見据えてミディアムタイヤで周回している。

 セッション40分が経過、ガレージで作業していたガスリーのマシンがコースインを果たし周回を開始。

 上位勢の各車アタックを開始し、トップのルクレールが1分4秒120で自身のタイムを塗り替えた。2番手にはタイムを上げてきたハミルトン、3番手ボッタス、4番手ベッテル、5番手フェルスタッペン、6番手ガスリーとトップ3チームが並んできた。しかし、ガスリーのすぐ背後には好調マクラーレンのふたりが僅差で続いている。またルクレールは、1分3秒987までさらにタイムを縮めてきた。

 セッション残り5分を切ったところで、コース上は渋滞気味となり思うようなアタックができないドライバーが多数。そんななかソフトでアタックしたノリスがガスリーを上回る6番手に。

 チェッカー後の順位は、ルクレールがトップ、2番手ハミルトン、3番手ボッタスのまま変わらずという結果となった。

■F1第9戦オーストリアGPフリー走行3回目 リザルト

Pos No. Driver Team Time Laps

1 16 C.ルクレール フェラーリ 1’03.987 18

2 44 L.ハミルトン メルセデス 1’04.130 21

3 77 V.ボッタス メルセデス 1’04.221 23

4 5 S.ベッテル フェラーリ 1’04.250 20

5 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’04.446 18

6 4 L.ノリス マクラーレン 1’04.986 19

7 10 P.ガスリー レッドブル・ホンダ 1’05.152 15

8 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’05.219 22

9 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’05.336 17

10 26 D.クビアト トロロッソ・ホンダ 1’05.391 25

11 23 A.アルボン トロロッソ・ホンダ 1’05.481 29

12 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1’05.514 21

13 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’05.514 21

14 11 S.ペレス レーシングポイント 1’05.523 18

15 8 R.グロージャン ハース 1’05.620 20

16 18 L.ストロール レーシングポイント 1’05.650 17

17 3 D.リカルド ルノー 1’05.878 19

18 20 K.マグヌッセン ハース 1’06.017 11

19 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’06.676 23

20 88 R.クビサ ウイリアムズ 1’07.484 23

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