海を臨む最高の眺望と温泉と海の幸。鴨川館でご褒美旅

千葉・鴨川にある鴨川館。都内から2時間程度で行ける場所ですが、そこにはゆったりとした時間が流れていました。客室から臨む海、そしてその場所柄、豊かな海の幸を堪能できる食事。温泉もあって都会から少し離れてリフレッシュしたい方にはおすすめの場所です。南房総の鴨川館でおこもりステイはいかがでしょうか。

足を踏み入れた瞬間、ゆったりとした時間が流れる

チェックインは14:30から。ホテルに入り名前を告げると、まずラウンジに案内されます。窓の外は緑が美しく、解放感のある広いロビー。

お抹茶とお茶菓子(鯛せんべい)、おしぼりが用意され、ゆっくりお抹茶をいただきながらチェックインできます。フロントで立ったまま待たなくていいのは、ありがたい心遣い。

チェックインを終えると、夕食・朝食会場の説明があり、スタッフが客室まで案内してくれます。

眺望が最高な客室。窓からの景色を眺めながら、ひたすらのんびり過ごしたい

客室に足を踏み入れると、まずその景色の素晴らしさに感動。思わず感嘆の声が出てしまいます。客室の窓際には横にもなれる大きなソファが。ここに座って海を眺めているだけで幸せな気分です。筆者は滞在中、ほぼこちらに座って過ごしました。

客室は、趣の異なる8種類があり、全23室。内20室は温泉露天風呂がついたお部屋です。

利用者にとってありがたいサービス

客室の鍵はカードキー。スタッフが紛失防止のためストラップ付のケースに入れてくれました。カードキーって普通の鍵に比べて便利ですが、そのまま持っていると扱いに困るというか、紛失しないかと心配になってしまうんですよね。温泉に入ったり大浴場に行ったりと、部屋の出入りも多いので、こういう配慮はありがたいもの。

客室にはタブレットが置かれており、館内の施設説明などをこれですべて確認することができます。また、9Fにある温泉ぷーろ「HARUKA」や、朝食をいただくダイニングの混雑状況もこのタブレットで確認できるというから、便利です。実際、筆者もこのタブレットで混雑状況を確認してから、翌朝は朝食に向かいました。

こだわりが満載。必要なものは全て引き出しの中にある

窓際には、海を眺めながら入れるお風呂もあります。ボタンを押すだけで湯はりが可能(10分程度で完了)。お湯は鴨川・里山の源泉「なぎさの湯」。

もちろん大浴場もあるので、どのタイミングで入るか悩みます。うれしい悩みですね。夜は真っ暗になってしまい、せっかくの海も見えないので、個人的には朝の爽やかな空気の中で入るのがおすすめ。窓を開ければ、潮の匂いを少し感じつつ、波の音も聴きながらお湯に浸かれます。

洗面台スペースも広々。アメニティやタオル、ドライヤーなどはすべて引き出しの中にあるので、見た目はスッキリ。物が少ないので散らからず、落ち着いて過ごせます。スキンケアはコーセーの雪肌精シリーズ。クレンジング、化粧水、乳液がそろっています。あとはPOLAのヘアエッセンスも。

客室のお風呂にはミキモトコスメティックスのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。

ウォークインクローゼットにある引き出しの中には浴衣、足袋風靴下、館内移動用に使用できるバッグが入っていました。

セキュリティボックスも、引き出しの中に納まっています。

客室はベッドタイプ。ちょっと疲れたらすぐ横になれたり、翌朝、朝食をとった後にちょっとゴロゴロしたい時もあるので、個人的にはベッドタイプはとてもうれしい。

時間帯に合わせて楽しめるドリンクが揃う「水屋カフェ」

客室内にはミネラルウォーターと温かいお茶が飲めるようになっています。客室の外、共用スペースにある「水屋カフェ」では、コーヒー、ココア、紅茶、ほうじ茶、ピュアウォーターなどのドリンクを入れて、部屋に持ち帰り飲めるようになっています。

14:30~17:00まではコーヒー、ココア、紅茶、ほうじ茶、ピュアウォーターの他に、ウェルカムタイムで果汁100%のジュースが楽しめます。筆者が宿泊した日は、りんごジュースでした。

また、モーニングタイムの9:00~11:00までは、「梨バーモント(飲むお酢ドリンク)」、ナイトタイムの18:00~23:00は心地よい眠りに誘う、「カモミールティー」という風に、時間帯に応じてドリンクを用意してくれているのもうれしい心配りです。

インフィニティ温泉プール!温泉ぷーろ「HARUKA」

鴨川館の最上階、9階には鴨川・里山の源泉「なぎさの湯」が入った、混浴スタイルの温泉プールがあります。

目の前には海が広がる絶景が楽しめる、まさにインフィニティスタイルの温泉プール。混浴スタイルなので、専用水着を着て入れるようになっています。カップルでも一緒に入れるのがいいですね。

温泉ぷーろHARUKAには、カードキーがないと入れません。セキュリティもばっちり。中に入ると、専用水着が置いてあります(子供用もあり)。また、バスタオルも置いてあるので、部屋から持参する必要もありません。

専用水着に着替えたら、いざ!温泉ぷーろへ。

混雑状況を確認してから行ったので、温泉ぷーろは貸切状態。目の前には海が広がります。波のザバーン、ザバーンという音を聴きながら入る贅沢・・・。この日は快晴ではなく、雲が多い日でしたが、時折差す日の光によってプールの水面がキラキラ光ってきれいでした。

(C)鴨川館

筆者はまだ明るい時間に入りましたが、夕暮れ時はまた違った景色が楽しめそうです。

夕食は個室料亭でゆったりと楽しむ

夕食は個室料亭「よしだや」や、お部屋食で本格和食懐石、ホテル内のダイニングでも楽しめます。

筆者は個室料亭「よしだや」でゆっくりと夕食を楽しみました。座敷ではなく、テーブル&椅子なのがうれしいです。

ドリンクは、よしだやおすすめのソフトドリンク「ゆずサイダー」に。もちろんお酒のメニューも豊富です。

(C)鴨川館

先付・前菜

(C)鴨川館

御造り

この日は、かんぱち、イサキ、マダイ、カジキ、アワビの刺身5点盛りでした。鴨川港で獲れた魚のみをいただくことができるのも、この場所にある鴨川館だからこそ。醤油は、富津市の濃口たまさ醤油、スモークしたような風味が特徴の、木更津・燻製醤油、塩ポン酢の3種類が用意され、お好みでお刺身を味わえます。

炊合せ、ご飯、止め椀

伊勢海老のお味噌汁に、春らしいグリーンピースご飯など。最後はデザートで食事は終わりです。

入れ替え制なので、朝晩入るのがおすすめ!自家温泉「潮騒の湯」

食事を済ませてお部屋で少し休んだら、大浴場で温泉にゆっくり浸かりたい。温泉大浴場は1階にある「潮騒の湯」。

こちらは敷地内から湧き出る自家温泉が楽しめます。時間は、11:00~24:00まで。翌朝には男湯と女湯が入れ替わるので、夜と朝の両方、温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。朝風呂も夜とは違ってまたいいものですよね。

湯上りの寛ぎスペース

バスタオル、浴用タオルともに大浴場に置いてあるので、お部屋から持参する必要はありません。アメニティは、ミキモトコスメティックスのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、POLAのフェイスウォッシュ(兼ハンドウォッシュ)、ヘアエッセンスがあります。スキンケアは客室と同様、コーセーの雪肌精シリーズ(メイク落とし、化粧水、乳液)。

ドライヤーは、髪にダメージを与えず、使うほどに髪が潤うという高級ドライヤー レプロナイザーが。こういうの、女子にはうれしい。レプロナイザーに加え、パナソニックのドライヤーもあります。

脱衣所スペースも広々。脱衣かごだけでなく、気になる方は鍵付きのロッカーもあります。また、貴重品ロッカーもあって安心。お風呂の入り口が自動ドアなので、ドアを引いたり閉めたりするストレスがないのも、ちょっとしたことですが便利です。

(C)鴨川館

露天風呂は、瓶風呂があったり異なる湯船が楽しめます。また、屋内風呂はお湯の温度が「ぬるめ」「ふつう」「あつめ」とわかれているのも良いですね(男湯・女湯のいずれかになります)。ぜひ、入れ替わるお風呂両方を楽しんでみてくださいね。

(C)鴨川館

南房総ならでは。海の幸を朝食でも

朝食は和洋ビュッフェスタイル。南房総ならではの、お魚が充実しています。普段は洋食派という方も、お魚中心の和朝食はいかがでしょうか。

好きな魚介を盛りつけて、勝手丼。これも魚介が豊富な、南房総ならでは。

房総産 あじの干物もあります。

さんまの甘露煮

鰯のからなます

地元の野菜を使っているというスムージー

ライブキッチンではガレットも。できたてを味わえますよ。

鴨川館は、ゆっくり流れる時間の中で、温泉と食事に最高の眺望と、心と身体が満たされること間違いなし。そして、お部屋から臨む海を見ながら、ただただ癒されてほしい。リフレッシュするのに最適な場所で、日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

南房総 鴨川温泉 鴨川館

〒296-0043 千葉県鴨川市西町1179番地

TEL:04-7093-4111 / FAX:04-7092-5335

チェックイン 14:30 / チェックアウト 11:00

HP:http://www.kamogawakan.co.jp/

[Photos by Chika]

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