シム・ウンギョン × 松坂桃李、ジャーナリスト魂に触発された社会派エンタテインメント

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第646回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、6月28日から公開の『新聞記者』を掘り起こします。

これまでの日本映画にない、衝撃のフィクション

ある夜、東都新聞社に、医療系大学の新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。この案件を託された記者・吉岡エリカは、真相を突き止めるべく取材を開始する。一方、内閣情報調査室、通称・内調で働くエリート官僚の杉原拓海は、現政権に不都合なニュースをコントロールするという任務と現実との狭間で葛藤していた。

真実に迫ろうともがく吉岡と、内閣に対する不信感を募らせて行く杉原。投身自殺をした杉原の上司・神崎の通夜の席で、偶然にも2人は言葉を交わす。そして彼らの人生が交差した矢先に、官邸が強引に進めようとする驚愕の計画が浮かび上がる…。

モリカケ疑惑、辺野古移設問題など政権にとって“不都合な事実”について、官邸記者会見で鋭い質問を発し続けるジャーナリストとして知られている望月衣塑子。彼女の同名ベストセラーを原案に、若き新聞記者とエリート官僚の対峙と葛藤をオリジナルストーリーで描き出した映画『新聞記者』。

本作で語られていることは現実か、それともフィクションか。スリリングかつサスペンスフルな衝撃作が誕生しました。

若手新聞記者・吉岡エリカを演じるのは、『サニー 永遠の仲間たち』や『怪しい彼女』で知られる韓国の若手トップ女優シム・ウンギョン。全編日本語での芝居に挑戦し、圧倒的な存在感と説得力ある演技で、国家が抱える闇に迫る新聞記者を体現しています。

またエリート官僚・杉原拓海役には、昨年度(2018年)、数々の映画賞に輝いた松坂桃李。日韓を代表する若手演技派の競演がケミストリーを生み出し、作品にさらなるリアリティーと深みを与えています。

時代は令和となり、 2020年には東京オリンピックが開催されるなど、私たちはかつて経験したことがないような、時代の大きなうねりのなかで生きています。そんな現代社会とリンクする本作の端々に、“リアル”を感じずにはいられないことでしょう。まさに“いま観るべき”社会派エンタテインメントです。

『新聞記者』

2019年6月28日(金)から新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
監督:藤井道人
原案:望月衣塑子「新聞記者」(角川新書刊)、河村光庸
脚本:詩森ろば、高石明彦、藤井道人
音楽:岩代太郎
出演:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司
©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
公式サイト https://shimbunkisha.jp/

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com