中日、今季初サヨナラ勝ち&5連勝 阪神ドリスがサヨナラ暴投、3連敗で借金生活

中日・与田監督【写真:荒川祐史】

中日の柳は8回無失点の好投

■中日 1-0 阪神(30日・ナゴヤドーム)

 中日が今季初のサヨナラ勝ちで、今季最長の5連勝とした。30日、本拠地ナゴヤドームでの阪神戦。先発の柳が8回まで4安打無失点の好投を見せると、0-0で迎えた延長11回についに接戦に終止符を打った。

 ここまでハーラートップの8勝をマークしている柳は、立ち上がりから安定感溢れる投球を見せた。初回を3者凡退に封じると、3回まで1人の走者も許さない完全投球。4回に近本に初安打を許したが、女房役の加藤が強肩で盗塁を阻止し得点を許さず。6回には1死三塁のピンチを招いたが、高橋遥、近本を連続三振。8回までゼロを並べ続け、マウンドを降りた。

 8回まで1点も奪えず、柳に9勝目をプレゼントできなかった中日打線だが、延長11回に劇的な結末が。先頭の平田が四球で出塁すると、京田が犠打。大島の二ゴロで平田は三塁へ進むと、ビシエドが死球で繋ぐ。2死一、三塁となると、最後はドリスがまさかの暴投。三塁走者が生還してサヨナラ勝ちを収めた。

 阪神は高橋遥が6回2安打無失点と好投。藤川、ジョンソン、小野、岩崎、守屋と無安打無失点リレーで繋いだものの、打線が全く援護できず。延長11回に登板したドリスが四球で死球2死一、三塁のピンチを招き、最後はサヨナラ暴投。1本のヒットもなく、自滅でサヨナラ負けを喫した。(Full-Count編集部)

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