「歴史知り平和考えて」 海自 OBがツアーガイド

佐世保鎮守府と佐世保港130年

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海上自衛隊OBらでつくるボランティアガイドグループ「桜と錨の会」が、ツアー中の休憩のタイミングなどを確認した勉強会=佐世保市常磐町

 海上自衛隊OBらでつくるボランティアガイドグループ「桜と錨の会」(15人)は、佐世保鎮守府開庁と佐世保港開港130年を記念して市が企画したバスツアーのガイドを担当する。代表の樋口八洲太郎さん(76)は「海軍と佐世保の歴史を知ってもらい、平和について考えてほしい」と話す。
 樋口さんによると、2008年ごろ、米海軍佐世保基地や弓張岳などを巡るツアーのガイドを市から依頼され、結成した。海自OBの5人が集まり、案内する際の資料を手作りするなど試行錯誤を重ねてきた。
 日本遺産に認定された「鎮守府」の構成資産を巡る観光散策コース「海軍さんの散歩道」が17年に始まった際に案内を担当することに。これに合わせ、旧日本海軍のエンブレムの意味を込めてグループ名を付けた。
 現在も「海軍さんの散歩道」の案内役を務める。しかし佐世保観光コンベンション協会によると、参加者は17年度の759人から、18年度は436人と大幅に減少。樋口さんは「停滞気味だ」と残念がる。
 このため鎮守府のバスツアー企画を機に、関心を持つ人を増やそうと案内に工夫を凝らす。6月26日に市内で開いた勉強会では、メンバー9人が休憩のタイミングや施設を紹介する内容について確認した。
 樋口さんは「『鎮守府』とは何かを知らない若い参加者も多くなっている。ニーズに合わせて説明したい」と語った。