「けがもなく何よりだった」納屋さんに感謝状 男性救助に協力 平戸署

感謝状を受け、握手を交わす納屋さん(左から2人目)と永川さん(同3人目)ら=平戸署

 平戸署は6月28日、平戸市内で、土管から出られなくなった高齢男性を見つけて警察に通報し、救助が来るまで励ました野子町の平戸郵便局員、納屋智憲さん(41)に感謝状を贈った。
 納屋さんは11日午後2時50分ごろ、郵便配達中に通り掛かった大佐志町の路上で、直径約60センチの土管の中から無職、永川昇さん(71)が助けを求めているのを発見。津吉駐在所に通報し、救助が来るまで励ました。
 永川さんは同日午前、土管がごみなどでつまっていないか確認しようと中に入ったが、自力で出られなくなったらしい。
 同署であった贈呈式で、山崎博之署長が納屋さんに感謝状を手渡した。永川さんも同席し「気付いてくれうれしかった」と納屋さんに感謝の言葉を述べた。納屋さんは「けがもなく何よりだった」と話した。

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