河北抄(7/1):ほったらかしにしている自宅の狭い庭は雑草…

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 ほったらかしにしている自宅の狭い庭は雑草だらけ。津波の被害に遭って枯れた木もあるが、結構、生き残った木も多い。8年以上が過ぎて、草木が生い茂る庭が暑苦しく思えてきた。

 それで、のこぎりで枝を払ったり、草を抜いたりしていると、植えた記憶がまるでない木があった。ギザギザの葉っぱ、滑らかな木肌、紫の小さな実。図鑑で調べると、どうやら桑の木。

 童謡『赤とんぼ』にある♪山の畑の桑の実を…の印象が強く、桑は秋に実るものとばかり思っていた。実際は6~7月が季節らしい。ラズベリーのような実を口に含むと、ほのかに甘い。

 ネットで調べると、長野県などではジャムにして売っているそうだ。傷みやすいので生食用の販売は無理。生で食べられるのはラッキーだけれど、それにしても、ここに植えた記憶が…。

 「野鳥のプレゼントじゃないの」と家族。桑のそばには、これまた覚えのない小さなサンショウの木。たぶん、これも鳥の落とし物から芽生えたのだろう。ほったらかしの庭にも意外な効用-。