宇宙Six・山本亮太「令和に残る舞台にしたい」と「桃山ビート・トライブ」をアピール

舞台「桃山ビート・トライブ~再び、傾かん~」のゲネプロ・囲み取材が行われた。本作は「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の第7弾で、豊臣秀吉が天下を取る安土桃山時代を舞台にした作品。音楽と舞に魅せられた若者4人からなる“ちほ一座”が、時代のうねりに巻き込まれながらもエンターテインメントの力を信じ、時代を変えようとあらがっていく姿を描いている。

ちほ一座の4人を演じる山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)、原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)、水野絵梨奈(Elina)、副島淳、出雲のお国を演じる星野真里、お国一座の平信を演じる冨岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)と成太を演じる奥谷知弘。そしてちほ一座を支える又一郎を演じる山崎樹範が出席した。

──まずは、意気込みをお願いします。

山本「今までやってきたことを全身全霊でやるのみだと思っています」

「初演では、僕が今回演じている小平太役を同じ(宇宙Sixの)メンバーの目黒(蓮)が演じていたんですけど、僕もここEXシアターに初演を見に来て5回くらい泣いたので、千秋楽までに目黒に見てもらって5回以上は泣いていただきたいと」

山本「あいつ、そうそう泣かないよ?」

「泣かないよなぁ(笑)」

山本「でも、泣かせたらお前、大したもんだよ」

「そうだな。頑張ります!」

冨岡「再演できるというのは当たり前のことではなく、前回見てくれたお客さま、そしていつも応援してくださる方々の声があってこそだと思っております。その期待に応えられるよう、毎回毎回の公演を全力で届けていきたいなと思います」

山崎「やっぱり、見ていただきたいのは、ちほ一座の若者たちです。設定的には何百年も前の世代のお話ですけれども、そこで流れている汗や涙は今と変わらないと思います。袖にはけてきたら倒れるぐらい必死に汗をかきながら踊っている絵梨奈ちゃんや、涙を流しながら演じているみんなの姿には美しいものがあると思います。頑張っている人は美しいんだという姿を見てもらいたいです」

──チームワークがとてもいいなと感じます。

「僕は一座が出来上がってる中に1人だけ新しく入ったのでプレッシャーを感じていましたが、本番前に4人でごはんも行って絆を深めて、今や一座に溶け込めてるんじゃないかなって。溶け込め…てるよね?」

山本「…てるよ! 大丈夫だよ」

「急に心配になった(笑)」

副島「(原の耳元で)ちゃんと俺がお会計おごったって言って」

「あっはっは! え、おごりましたっけ?」

副島「おーい!(笑)」

山本「副島さんがおごりましたっ。これでいい?(笑)」

──実際のところ、目黒さんと原さんだとどっちが…

「ちょっとー! 良くないなぁ(笑)」

山本「どっちだろうなぁ(笑)。でもホントにめぐ(目黒)はめぐのいいところがあるし、原ちゃんは原ちゃんなりのパワーがあるので、違った小平太になったんじゃないかなと。今回は原で良かったなって思います」

「大人なこと言えるようになったなぁ」

山本「うるせーな(笑)。良かったんだよ、なんか知らないけど(笑)!」

──カロリー消費量がすさまじい舞台ですね。

「絵梨奈はすごい大変」

山本「切り替えが素晴らしいんですよ。処刑場前とかも、袖では笑顔で『頑張ろうね!』とか言ってて。お前プロだな!」

水野「どう返していいか分からないです(笑)。今の時代のダンスとお国さんの舞が混在している感じはダンサーとしても見る価値があるなと思いますし、キツイですけど、やりがいはあります。ラストのふらふらは80%リアルです(笑)」

山本「いや、98%だろ! 袖で見てたら分かるわ。僕たちも大変さはありますけど、絵梨奈を見たら頑張らないとって思う」

「処刑場の時の叫び声がすごくて。俺は笛だから叫べないんですけど。3人が叫んでるから、その叫びを聞いて奮い立たせられるものがあります」

副島「みんなそうですけど、魂を削ってやっているので。僕はおなか周りがだいぶヘコんで、ポスター撮影から約10kg痩せました」

──星野さんの舞もすてきですね。

星野「ありがとうございます。今回、バックダンサーとは言わないんでしょうけど…」

山崎「この2人(冨岡と奥谷)のこと、そう思ってんの?(笑)」

星野「いえ(笑)、一緒に踊っていただける仲間が増えたので心強くて」

冨岡「パワーアップしたコンビ芸を出せたかなと思います。古典だったり現代舞踊だったり、いろんなものを混ぜたパフォーマンスをさせてもらっているので、そことお国さんとの対比も面白いのかなと思いますね」

奥谷「健翔くんと真理さんは日本舞踊を習われていて。僕はやったことがなかったので、ついていくのが精いっぱいです。『要返し』っていう技があるんですけど。」

冨岡「扇子の回し方でね」

奥谷「あのシーンは毎回緊張で手が震えています」

山本「でも、知弘も本番でやれる男だよね。稽古ではさんざん落としてたのに(笑)」

「今も袖で練習やってますよね」

奥谷「ずっとやってます」

──山崎さんもカッコいい役ですね。

山崎「(うれしそうに)そうですか~!?」

冨岡「そう思ってる人の顔!(笑)」

山本「自覚あるな、これ(笑)」

山崎「一応僕は契約的には、立ち回り、汗NGっていう(笑)。でも、思いの外やることになりました。あまり経験したことなかったんで楽しいです」

──では最後に改めて、意気込みをお願いします。

山本「いろんな人にこの作品を見てもらって、記憶に残してもらいたいなと。令和に残る舞台にしたいと思っております。いろんな人を誘って見に来てもらいたいです!」

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