大谷の同僚 エンゼルス・スキャッグスが27歳で死去

日本時間7月2日、エンゼルスは自軍の先発左腕、タイラー・スキャッグスが27歳で死去したことを発表した。この日、レンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンで行われる予定だった試合は中止となった。

エンゼルスは「本日の朝、テキサスでタイラー・スキャッグスが死去したことを聞き、深い悲しみに暮れています。タイラーはいつも、そしてこれからも、エンゼルスのファミリーの大切な一員です。カーリ夫人やご家族の皆様に追悼の意を表します」との声明を発表。ロブ・マンフレッド・コミッショナーも「今日テキサスで起きた悲劇に、私は深く悲しんでいます。我々メジャーリーグ機構の全員は、タイラーの妻であるカーリさん、ご家族の皆様、ご友人の皆様、そしてエンゼルスのチームメイトや同僚に追悼の意を表します。この困難な状況を乗り越えられるよう、我々はエンゼルスの球団組織をサポートしていきます」との声明を発表した。

今年はエンゼルスの元投手、ニック・エイデンハートが2009年4月9日(現地時間)に交通事故で亡くなってから10年目。エンゼルスは再び現役選手のシーズン中の死という悲劇に見舞われることになった。エンゼルスでは、1972年にチコ・ルイーズ内野手、1977年にマイク・マイリー内野手、1978年にライマン・ボストック外野手、そして昨オフにはルイス・バルブエナ内野手を現役期間中に失っている。

死因は現時点では公表されていない。テキサス州のサウスレイク警察署によると、スキャッグスは7月1日午後2時18分(現地時間)にホテルの部屋で意識不明の状態で発見され、現場で死亡が確認されたという。何らかの事件に巻き込まれた可能性は低いと見られており、調査が進められている。

今季のスキャッグスは、開幕から先発ローテーションの一角を担い、ここまで15試合に先発して7勝7敗、防御率4.29をマーク。7勝、投球イニング79回2/3、78奪三振はいずれもチームトップの数字だった。メジャー7シーズンでの通算成績は、96試合(すべて先発)で28勝38敗、防御率4.41、476奪三振となっている。

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