長嶋一茂「切実な思いに駆られました」。現代のリアルな現実に密着

フジテレビ系では7月2日に、長嶋一茂と西尾由佳理が現代社会の闇に迫り、出演者たちと共に独自の意見を展開していく社会派ドキュメントバラエティー「訳あり人の駆け込み寺 ~明日は我が身~」(午後9:00=関西テレビ制作)を放送する。

番組では、現代社会に存在するさまざまな“駆け込み寺”に救いを求めてやって来る“訳あり人”に密着取材し、“訳あり人”たちが抱える問題の真相に迫って生き方のヒントを導き出す。DVやストーカー被害に苦しむ人々の“駆け込み寺”となっている夜逃げ屋を取材すると、別れた彼女から長期間ストーカー被害を受けているという男性が訪れる。何度引っ越しても、別れた彼女に居所を突き止められてしまうため、夜逃げをして完全に逃げたいと訴える。夜逃げ当日、男性の電話にその女性から着信が。果たして、男性の夜逃げの結末は?

また、中学生の頃から万引きに走るようになった“訳あり人”にも密着。逮捕、服役を繰り返し、息子からも見放されていたという彼女は、4度目の逮捕の際に“窃盗症”と診断され、「今度こそ治したい」と入院を決意する。息子に直接謝罪をしてから社会復帰に向けて踏み出したいと考え、息子に会ってほしいと手紙を送り約束の場所で待つ。息子は現れるのか? ほかにも、経営難に陥った祖母の旅館を再建したいと考える孫娘や、3年間引きこもり生活を送る娘を更生させたいと願う両親が登場する。

長嶋は「切実な思いに駆られました。環境面、境遇面、その人の性質・性格、周りの人間関係、能力などを含めて、いろんな事情があったにせよ、いろんな人生があるなと。出演していただいた皆さんの討論の熱はあったと思うし、ご覧いただく方にもそういう熱を感じていただくことができるんじゃないか」と意義を感じている。

西尾も「取り上げた一つ一つの悩み自体が複雑過ぎて、トラブルの原因が一つだけではなかった。加えて、誰もがそんなトラブルには巻き込まれたくないのに、気付いたらそうなってしまっていたという…そういうのは他人事じゃないと感じました。“何かしらのトラブルが、どういう形で自分に降りかかってくるか分からない”というのを改めて考えさせられました」と話している。

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