〔熱中症〕6月24日から6月30日の7日間で1044人搬送、搬送者数は前年同期と比べ大幅減

総務省消防庁は2日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
6月24日から6月30日の7日間における全国の救急搬送者数は1044人で、前週(925人)に比べて119人増加し、前年同期(2849人)と比べて1805人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は2人で、前週(0人)に比べて2人増加しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は14人で、前週(16人)に比べて2人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が536人で、全体の51.3%を占めています。
発生場所別では、住居が370人と最も多く、全体の35.4%を占めています。
また、都道府県別では、愛知県が84人と全国で最も多く、次いで大阪府が78人、沖縄県が53人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/6/24~6/30・速報値)
・救急搬送者数:1044人
※前週比119人増、前年同期比1805人減

<日別>
・6/24(月):76人
・6/25(火):169人
・6/26(水):195人
・6/27(木):105人
・6/28(金):217人
・6/29(土):174人
・6/30(日):108人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :2人
・重症 :14人
・中等症:293人
・軽症 :720人
・その他:15人

<年齢別>
・18歳未満:131人
・18~65歳:377人
・65歳以上:536人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):370人
・工事現場や工場などの仕事場:114人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):41人
・教育機関:70人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):80人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):127人
・道路:172人
・その他:70人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・愛知県:84人
・大阪府:78人
・沖縄県:53人
・兵庫県:51人
・東京都:50人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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