西宮官製談合事件 業者の男2人に有罪判決

西宮市発注の工事で市職員から入札情報を教えてもらったなどとして公契約関係競売入札妨害の罪に問われていた業者の男2人に対し神戸地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

公契約関係競売入札妨害の罪に問われていたのは大喜建設の51歳の60歳の元社員です。

判決によりますと、2人は去年までに執行猶予付きの有罪判決を受けた西宮市の元職員の男などに飲食接待を行い、秘密事項である工事の入札情報を教えてもらい、大喜建設はこの情報をもとに3件の工事を落札しました。

2日神戸地裁で開かれた公判で小倉哲浩裁判長はそれぞれに対し、「入札の公正を大きく損なう」とした上で、51歳の元社員に対し「動機は身勝手で果たした役割は大きい」として懲役1年2カ月、執行猶予3年。

60歳の元社員に対し「酌量の余地はなく厳しい刑が必要」として懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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