日本が誇る職人技を体験!東京・日本橋の伝統工芸体験スポット4選

職人技が光る伝統工芸品は、日本土産としても人気ですよね。そこで今回は、老舗が軒を連ねる街・日本橋で、実際に伝統工芸を体験できるスポットをご紹介!ショッピングだけでは味わえない感動を体験してみませんか?

日本橋とは?

現在でも多くの老舗が残る東京・日本橋は、都心でありながら日本文化を感じられるお店が立ち並ぶ、観光客に人気の街!この日本橋で伝統工芸を体験する前に、そもそもなぜ日本橋に老舗が集まっているのかをご紹介しましょう。
日本橋の発展は、江戸幕府によって整備された主要な街道が、日本橋を起点にしていたことと大きく関係しています。人や物が行き交う場所となった日本橋には、商人や職人など経済活動を支える人々が集まり、江戸の商業の中心となっていきました。
今回の記事でご紹介するお店は、すべて江戸時代(1603年~1868年)に創業された歴史あるお店!現代まで受け継がれている職人の技を、ぜひ体験してみてくださいね。

1. 手漉き(てすき)和紙体験(小津和紙)

ランプシェードやランチョンマットなどアイデア次第で多様な使い方ができる和紙は、お土産としても人気ですよね。そんな和紙作りの工程を手作業で体験できるのが、こちらの「小津和紙」です。
作業は子どもでも体験できる内容で、水の中に溶けた繊維を少しずつ丁寧にゆするだけ!繊維同士が複雑に絡み合い、少しずつ厚みを増して和紙になっていく過程がとても面白いですよ。
和紙を漉く途中で、色紙や押し花など、お店で用意してあるものを飾りとして入れられますし、観光先で拾った木の葉を入れることもできます!体験は一日に複数回開催されているので、観光のスケジュールに合わせて予約しましょう。

体験時間:約1時間
料金:A4判 1枚 500円(税込)

2. 「日本橋木屋」で包丁研ぎ体験(日本橋案内所)

英語で説明を聞きながら、日本橋を歩いて堪能する「日本文化体験ツアー」(英語以外での案内をご希望の場合は、要相談)の中にも、「日本橋木屋」での「包丁研ぎ」や「にんべん」での「鰹節削り」といったユニークな体験がプログラムされています!
日本を旅行中にお土産として包丁を買ったり、鰹だしを味わう訪日観光客はたくさんいますが、「包丁研ぎ」や「鰹節削り」はなかなか体験できませんよね。購入した商品が作られる過程が分かるので、ショッピングがさらに楽しくなりそうです。
ツアーでは他にも、福徳神社でお詣りの作法を学び、日本橋箔座(金箔)、山田平安堂(漆器)、SUSgullary(チタン製品)といったお店を、およそ60分で巡ります。

体験時間:約60分
料金:1人 1,000円

3. 江戸切子体験(華硝)

江戸切子とは、日本の伝統的なガラス工芸で、色ガラスを重ねた「色被せガラス」と呼ばれるガラスの器に伝統的な紋様などのカットを施したもの。そして、こちら「華硝」は、北海道・洞爺湖サミットでは国賓へ贈るグラスも手掛けた江戸切子の名店です。
店内にはため息が出るほど美しく繊細なカットがなされた商品が並びますが、初心者でも「ぐい呑み(日本酒を飲むための小さなグラス)」にカットを入れる体験ができますよ!丁寧な講習のあとは、いよいよ緊張のカット体験。職人気分を味わいながら、集中してカットしてくださいね。作った品は持ち帰れるので、自分だけの江戸切子を手にすることができます。

体験時間:約60分
料金:5,000円(税込)から※ぐい呑み代含む

4. 老舗扇子店で浮世絵鑑賞(伊場仙)

創業はなんと1590年という、400年以上もの歴史を持つ扇子店「伊場仙」。店内にはたくさんの美しい扇が広げられていて、お土産探しにもぴったりです。
ショッピングを楽しんだ後は、併設されている「伊場仙浮世絵ミュージアム」にも立ち寄ってみましょう。一旦店鋪を出て、お店の右側の本社ビルに入ると、エレベーターホールまでの長いショーウィンドウが展示場所になっており、「和」「伝統文化」「古典芸能」「江戸」などのテーマに沿って、月替わりで浮世絵や現代作家の作品が展示されています。浮世絵だけでなく、版木などの道具類が展示されていることもあるそうですよ。
また、10名程度のグループ向けに不定期で開催されるワークショップでは、顔彩や墨を使って扇子を作る体験もできるそうです。興味がある方は事前に確認してみてくださいね。

体験時間:伊場仙浮世絵ミュージアム 8:00 am - 8:00 pm(店舗は10:00 am - 6:00 pm・月~金曜日)
ワークショップ 約3時間(不定期開催)
料金:ミュージアムは無料、ワークショップは5,000円(税込)、作成後の送料別途

いかがでしたか?伝統工芸を実際に体験してみると、職人の技術の高さを改めて感じることができますよ。この記事を参考に、日本橋で思い出に残る体験をしてくださいね!

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