九州で記録的な大雨に

梅雨前線の活動が活発となっています。
3日昼前から4日にかけても、九州を中心に西日本では記録的な大雨の可能性があります。
停滞前線である梅雨前線は、もともと南北方向の動きが大きくないのですが、今回は、梅雨前線が九州付近からあまり南北方向に動きません。このため、太平洋高気圧の縁辺を回るように暖かくて湿った空気が、同じ場所に流入し続けていることで記録的な大雨となりました。
九州南部では6月28日からの4日間で多い所で700mmの雨が降り、今後の雨で総雨量が1000mmを超える見込みです。
年間降水量の半分以上が、1週間で降る豪雨ですので、厳重な警戒が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:3日午前9時の予想天気図。

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