3日昼前から九州中心に猛烈な雨 厳重な警戒を

3日(水)午前8時と4日(木)午前8時の雨の予想

 梅雨前線の活動が一段と活発となるため、あす3日(水)昼前から4日(木)にかけて、九州を中心とした西日本で雷を伴い猛烈な雨や非常に激しい雨の降る所があり、東日本でも大雨となるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。

予想される48時間積算降水量

 梅雨前線が、東シナ海から九州南部を通って日本の東へのびている。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となっている。梅雨前線は、これから6日(土)頃にかけて西日本から東日本に停滞し、活動の活発な状態が持続して大雨となるおそれがある。特に、3日昼前から4日にかけては、前線がやや北上して活動が一段と活発となり、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込み。

全般気象情報

大雨・雷・突風

 西日本はこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、九州南部では土砂災害の危険度の高い状態が続いている。西日本では3日未明から4日にかけて、東日本でも3日昼過ぎから4日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見通し。特に、3日昼前からは九州を中心に、西日本で1時間に80ミリ以上の猛烈な雨や非常に激しい雨が降るおそれがあり、平年の7月1か月分の雨量を超える24時間雨量となる所がある見込み。その後、6日頃にかけて、総雨量がさらに多くなるおそれがある。

2日(火)午後5時10分現在 土砂災害危険度分布

 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。

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