鷹が5連勝で首位快勝! 8回再逆転、グラシアル6打点 楽天4連敗で3ゲーム差後退

8回に決勝2点適時打を放ったソフトバンクのグラシアル【写真:荒川祐史】

8回に銀次の2ランで逆転されるも、その裏に再逆転

■ソフトバンク 8-6 楽天(2日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが5連勝を飾った。2日、本拠地ヤフオクドームで行われた2位楽天との首位攻防戦。初回にいきなりグラシアルの17号3ランで先制すると、8回に逆転を許すも、その裏に再逆転。グラシアルが2安打6打点の大活躍で、交流戦明けはいまだ負けなしとなった。

 オールスター前最後の楽天との首位攻防第1ラウンド。首初回、ソフトバンクは楽天先発の石原を攻め立てた。先頭の明石が二塁打で出塁すると、福田がセーフティーバントを決めて無死一、三塁。グラシアルは高めのボール球を叩くと、打球は右翼スタンドへと飛び込んだ。先制の3ラン。いきなり3点を先行した。

 2回には相手のバッテリーミスで1点を追加、6回にはグラシアルの犠飛で1点を加えてリードを広げた。先発の高橋礼は7回7安打4失点。8回にモイネロが銀次に逆転2ランを浴びて逆転を許したものの、その裏に再び逆転。高谷、牧原、福田の安打で満塁とし、グラシアルが右前へ逆転の2点適時打。デスパイネにも犠飛が出て2点差とし勝負を決めた。

 楽天は引き分けを挟んで4連敗。7回に茂木の3ランで1点差まで迫り、8回に銀次の2ランで逆転に成功した。だが、8回に登板したブセニッツが4安打を集中されて3点を失い、逆転負けを食らった。これで引き分けを挟んで4連敗。交流戦明けはまだ白星がなく、首位ソフトバンクとの差が3ゲームに広がった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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