参院選長崎選挙区 陣営幹部に聞く 自民 古賀陣営 国民 白川陣営

 令和初となる参院選が4日、公示される。長崎選挙区(改選数1)には、自民現職の古賀友一郎氏(51)、国民民主新人の白川鮎美氏(39)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の神谷幸太郎氏(43)が立候補を予定している。選挙期間中、県内に事務所や陣営を置く予定がない神谷氏を除く古賀、白川両氏の陣営幹部に、選挙戦の展望などを聞いた。

◎自民 古賀陣営 党県連選対本部長代行 外間雅広氏 ムードづくり課題

 6年前の参院選後に衆参のねじれ状態が解消された。引き続き国民が望んでいる「安定した政治」の継続を訴えたい。野党が追及している年金問題については、数字が独り歩きしている部分もある。選挙を通じて有権者に丁寧に説明する必要がある。
 戦いに向けたムードづくりが課題。各地域支部、職域支部の総会などで意識を高めているが、まだまだ浸透していない。県議会で自民が分裂しているといわれるが選挙は別。挙党一致でそれぞれの役割を果たし、油断することなく広報活動に力を入れる。

◎国民 白川陣営 総合選対事務局長 深堀浩氏 挑戦者として連携

 統一地方選の影響で地方議員の動きの遅れは否めず、真っさらな新人ゆえ知名度の低さにも危機感がある。だが、白川氏は立候補を表明して以降たくさんの人に出会い、政治に対する思いがますます強まった。今の国政に不安や危うさを感じている人たちの受け皿になりえる人物だ。
 野党もこれまでになく連携している。選挙戦では県内津々浦々を回り、個人演説会など一人でも多くの人と触れ合い、思いを伝える場をつくりたい。われわれはチャレンジャー。残された時間は少ないが、できることは何でもやっていく。

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