名物アイスお待たせ!! 全壊店舗を建て替え「笑顔集まる店に」 熊本市の近藤製飴本舗

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店舗を建て替え、冷菓の販売を再開した3代目店主の近藤弘毅さん、佳子さん夫妻=熊本市中央区
建て替えられ、新しいのれんが掛かった近藤製飴本舗の店舗

 昔ながらの素朴なアイスキャンデーが名物だった熊本市中央区春竹町の「近藤製飴[あめ]本舗」が熊本地震で全壊した店を建て替え、1日に冷菓販売を再開した。常連客らが早速訪れ、3年余り待った商品を買い求めた。

 元の敷地に今春、約170平方メートルの木造平屋を新築した。客の飲食スペースは、ゆっくりくつろげる座敷。当面はアイスキャンデー(160円)、果物や黒あんを盛ったかき氷(450~500円)をそれぞれ3種類販売する。

 この日、最初に来店したのは近くの幼稚園で副園長をしている冨岡美江さん(51)。アイスキャンデーを購入し、「おいしいアイスをまた口にできるのでうれしい。園児たちも連れて来たい」と再開を喜んでいた。

 被災後、唐揚げやたこ焼きの移動販売で家族の生活を支える一方、店舗再建を進めてきた3代目店主の近藤弘毅さん(50)は新調したのれんを掲げ、妻佳子さん(41)と握手。先代の両親も一緒に客を出迎えた。

 近藤さんは、夏本番までには地震前の品ぞろえに戻したい考え。「自分が作ったアイスを食べてもらえるのが、何だか懐かしい感じ。再び多くの笑顔が集まる店にしたい」と張り切っていた。

 近藤製飴本舗の営業時間は午前11時~午後7時。火曜日定休。同店TEL096(364)5975。(松冨浩之)

(2019年7月3日付 熊本日日新聞朝刊掲載)