技術とラグジュアリーが融合したコンパクトSUV、『DS3クロスバック』が日本上陸

 PSAの独自ブランドに進化し「130年余における自動車史の文脈でフレンチラグジュアリーカーの復活を担う」と謳うDSオートモビルが、「新生DSオートモビルの第2幕」の始まりと位置づける新型モデル『DS 3 CROSSBACK(DS3クロスバック)』が日本上陸。6月26日から発売開始となっている。

 この『DS3クロスバック』は、BセグメントのコンパクトラグジュアリーSUVとして新たな挑戦を盛り込んだ意欲作となり、彫刻的なスタイリング、フランスならではの意匠を凝らしたインテリ ア、伝統工芸を受け継ぐ各部ディテール、そして先進運転支援機能(ADAS)などクラスを超越した存在感を備えている。

 エクステリアでもそのテーマどおり、全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mmのコンパクトな要素のなかで、DSウイングに縦に連なるパールトップステッチのようなデイタイムランニングライト、シャークフィンのBピラーにフラッシュサーフェイス処理されたリトラクタブルドアハンドル、コンセプトカーのようなウェザーストリップの見えないクリーンなグラスエリア、ブラックのホイールアーチが支えるサイドビューと、何ものにも似ていない独自のスタイルを構築。

 その機能面でも前走車や対向車の動きを解析し自動調光をおこなうDSマトリクスLEDビジョンや、サイクリストの検知や片側の白線だけでも認識可能とし、任意のレーン位置をキープしアクティブクルーズと統合制御するレベル2相当のDSドライブアシストを備えるなど、ヘッドアップディスプレイ、アクティブセーフティブレーキを含め、さらに進化したADASを備えている。

Cセグメント用のプラットフォーム”EMP2″が世界で高い評価を受けている背景をもとに、新開発の”CMP”を採用
全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mmのコンパクトな要素の中で、彫刻的なスタイリングを実現
バイトーンルーフ仕様も選択可能で、そのカラーには3色が用意されている

 そしてダイナミクス性能を支える車体には、現在PSAの中軸を支えるCセグメント用のプラットフォーム“EMP2”の美点を受け継ぐ、新開発の“CMP”を採用。第1弾となる『DS3クロスバック』を皮切りに、今後はグループ企業のプジョー、シトロエン、オペル、ヴォグゾールに展開され、第2弾として新型『プジョー208』にも採用されるほか、ガソリン、ディーゼルの内燃機関以外に、EVパワートレインの搭載にも配慮した最新世代のプラットフォームとなっている。

 日本導入モデルのパワートレインには、PSA自慢の1.2リッター直列3気筒直噴ターボPureTechが用意され、トリムの別3グレードともに130PS/230Nmの仕様で一本化され8速のEAT8を搭載。

 インテリアはまさにDSの世界観で満たされ、パリを代表するBASTILLE(バスチーユ)とMONTMARTRE(モンマルトル)のふたつの名称を冠したトリムが用意され、センターコンソールのクル・ド・パリ(ギヨシェ彫り)はもちろんのこと、ヘッドアップディスプレイと7インチタッチスクリーンに映し出されるグラフィックは、1920年代のフランスを思わせるアールデコ様式のレタリングが採用されている。

 また、ダッシュボード中央のスイッチとエアアウトレットの大胆なダイヤモンドパターンの造形も、ルーブルのガラス・ピラミッドを想起させるなど、フランス式ラグジュアリーの世界がふんだんに盛り込まれた。

 ボディカラーは新色ブルーミレ二アム、オルアンペリアルを含めた全8色展開で、ルーフはブランオパール、ノアールオニキス、ダイヤモンドレッドとの組み合わせが選択可能に。価格は299万~404万円となっている。

まさにDSの世界観で満たされたインテリア。写真のBASTILLE(バスチーユ)仕様はグレードによりレザーとファブリックが用意される
中間グレードとなるSo Chic(ソー シック)は、ブラウンのファブリックシートを採用
8速EAT8は薄型トルコンを採用。コンソール前部にはQi規格のスマホ充電機能も備える

DSコール TEL:0120-92-6813

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