ボーイング、737 Maxに続き787でも捜査を受ける 製造途中に”手抜き”疑い

Boeingの737 Maxは、世界中の航空会社が改良された最新のナローボディジェットとして大量に発注したことで、たちまち同社の商業的成功に繋がりました。しかし、わずか5カ月で2度の墜落事故が発生し、ソフトウェアに重大な問題があることが明らかになり、同機は依然として地上に置かれたままです。米司法省は現在、Boeing 737 Maxの調査を継続していますが、新たな報道によれば、この調査はBoeing 787 Dreamlinerにまで拡大されるようです。

787といえば、航空会社が燃費性能を重視する時代において、世界中で受け入れられたもう一つの商業的な成功例です。しかし司法省は、ボーイングがこの航空機の製造過程においても手抜きがあった可能性があるとして、調査を進めています。

シアトル・タイムズ紙によると、「粗雑な仕事」疑惑があるほか、サウスカロライナ州でドリームライナー生産をする際にコーナーカットした疑惑が浮上したことを受けて、司法省がボーイングに対して、ドリームライナーの生産記録の提出を求める召喚状を発行しました。召喚状は、737 Maxの犯罪捜査に関与した司法省の検察官から出されたと伝えられています。

ある情報筋がこの記者に語ったところによると、司法省は世界最大級の航空機メーカーである同社の「広範な文化的問題」を調査しています。ボーイング社はこの報道についてこれまでコメントしておらず、ドリームライナーの記録を召喚したかどうかについても、司法省からの確認はないとしています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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