レコード専用ラック10年ぶり復活 三条・オークスが再発売

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オークスが10年ぶりに再発売したレコードラック=三条市の同社

 家庭・台所用品企画・販売のオークス(新潟県三条市)は、アナログレコードの専用ラックを10年ぶりに再発売した。アルバムを多数枚収納できるほか、ジャケットを立てて眺められるようにし、ファン心理に応えた。レコード人気の再燃を追い風に、ファンの需要拡大を見込んでいる。

 ラックはかつて同社の人気商品の一つだったが、CDの普及に伴う需要減からラックの生産を2007年にやめ、販売を09年までに終えていた。

 音楽の市場流通は近年、ネット配信が拡大しているが、一方でアナログ特有の音質の魅力を見直す人も増えている。日本レコード協会のまとめでは、09年に10万枚まで落ち込んだレコード生産量が、18年には110万枚を超えるまで急回復している。

 こうした状況を背景に、同社にはかつてラックを使っていた人たちや、レコードファン同士の交流で存在を知った若者らから復活を求める声が多く寄せられたという。同社が3~5月に先行販売を兼ねてクラウドファンディングを募ったところ、想定の倍以上の応募があり本格的な再販を決めた。

 ラックの収納数は280枚と420枚の2種類。底部にはクッション材を敷き、ジャケットの縁が破れるのを防ぐ工夫を施した。ジャケットも作品の一部として「鑑賞」するファンも多いことから、上部には鋼板製のディスプレースペースを備えた。

 同社は「レコード店のような雰囲気を醸し出せる。令和の時代にこそ、昭和の香りあふれるアナログ音楽の世界を楽しんでほしい」としている。

 価格(税抜き)は収納280枚が4万5千円、420枚が5万5千円。同社オンラインショップ限定で受け付ける。問い合わせは同社、0120(35)1217。