大分県内、4日にかけて激しい雨の恐れ【大分県】

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雨脚が強まる中、登校する高校生=3日午前7時20分、竹田市竹田町

 九州付近に停滞する梅雨前線の影響で、県内は3日午前、断続的な雨が降った。九州南部にある前線が4日にかけて九州北部付近まで北上し、激しい雨を降らせる恐れがある。大分地方気象台は大雨や落雷などに関する気象情報を発表し、地盤の緩みによる土砂崩れなど「災害級の大雨を想定して警戒してほしい」と呼び掛けている。

 県や県警によると、午前11時現在、被害情報はない。日田市は午前10時までに11地区の8532世帯2万729人に避難準備・高齢者等避難開始を出した。同11時までに、日田、中津、別府3市の計49カ所で避難所が設けられ、日田、中津両市で計38人が身を寄せた。

 県教委によると、午前9時現在、日田市内の小中学校9校と日田支援学校、中津市の中津東高(定時制)の計11校が臨時休校。大分市内の全小学校54校をはじめ、大分、日田、宇佐など計7市の小中高校と支援学校の計69校が終業時間を繰り上げた。

 竹田市内は3日早朝から時折、雨脚が強まった。JR豊後竹田駅前では、列車を降りた高校生らが傘を差し、足早に学校に向かった。市総務課では防災担当の職員2人が稲葉川や玉来川に設置されたカメラの映像で流量を確認するなど情報収集。雨のピークが夜になることから、明るいうちに避難できるよう、市内18カ所の避難所開設に向けた準備を進めた。

 気象台によると、降り始め(29日午前10時)から3日午前11時までの総雨量は▽椿ケ鼻 214.0ミリ▽竹田 151.5ミリ▽大分佐賀関 135.0ミリ―など。

 県内は3日夜ごろにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる見込み。気象台は「県内が前線の南側に入れば激しい雨が降る恐れがある」として、積乱雲の発達による落雷や竜巻などに注意を促している。

 3日の1時間予想雨量は多い所で▽西部、南部 50ミリ▽中部、北部 40ミリ。4日正午までの24時間予想雨量は多い所で▽西部、南部 180ミリ▽中部、北部 150ミリ―となっている。