「アイドルが趣味の男性は“親戚ごっこ”を楽しんでいる」で議論「概ね間違ってはいない」「家庭を築いてるドルオタもいる」

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応援する理由はひとそれぞれ

ここ数年、アイドル市場が活性化している。アイドルを目指す人、アイドルを名乗る人が多くなったことも主な要因と思われるが、アイドルにお金をかける人達や、ファン一人が「お布施」する金額が大きいことも、影響しているとみられる。いずれにせよ、アイドルの応援を楽しむ人は少なくない。

はてな匿名ダイアリーに6月下旬、「アイドルで家族ごっこおじさんの闇」という投稿が寄せられた。投稿者はアイドルを追いかけるようになり、アイドルにお金を使うことは"親戚におじさんになれる権利"を買うことだと感じたという。(文:石川祐介)

「AKBみたいなのが日本で盛り上がるのは、それだけ家族を作れなかったやつが多い国だから」

投稿者は当初、アイドルにお金を使う人はアイドルとの疑似恋愛を楽しんでいるものと思っていた。しかし、「現実生活でまともな家族を作れなかったやつが、金でその欲求を満たしてんだよ」と、恋愛ではなく家族付き合いを楽しんでいることに気づいたようだ。

「なんでAKBみたいなのが日本で盛り上がるのかというと、それだけ家族を作れなかったやつが多い国なんだよ」

結婚したくてもできない人が増加したことが、アイドル戦国時代を起こしたと続けた。

投稿者の見解に共感し、

「孫を愛でるように、っていう表現があるので、それと似たようなものかと」
「『見返りを求めない愛情』をひたすら注ぎ込むってのは結構な快楽行為だし、親とか親戚はそういうのが楽しくてやってるので、まあ、概ね間違ってはいない」

とコメントする人もいた。

アイドル現場には、「ガチ恋」や、純粋にアイドルに憧れるファンもいる。「家庭を築いてるドルオタおじさんも世の中にごまんといるんだぜ。家族で握手会とかさほど珍しくない」という声もあるように、必ず「アイドル好きな人=疑似家族ごっこをしたい人」というわけではない。ただ、自分の楽しみ方がこれらどちらでもなく、「親戚ごっこ」仮説で説明できると、はっとした人もいるのではないだろうか。

「結婚しない自由」が当たり前になり、選択的に結婚しない人も増えた。一方で、経済的な事情などから結婚したくても結婚できない人、家族を持ちたくても持てない人は昔よりも多い。そういった人達の願望を満たすためにアイドル市場が発展したのであれば、少し複雑な気持ちになってしまう。