華麗な英国王室の舞台はここ!『女王ヴィクトリア 愛に生きる』ロケ地まとめ

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イギリスが誇る偉大な女王ヴィクトリアの生涯を描いた『女王ヴィクトリア 愛に生きる』。撮影は基本的に、宮殿内部を再現した元飛行機格納庫「チャーチ・フェントン撮影所」のスタジオで行われています。撮影所があるヨークシャーをメインに、歴史ある建造物がロケに多数使われています!

バッキンガム宮殿

ロンドン バッキンガム宮殿

バッキンガム宮殿をイギリス王室公式の宮殿としたのは、ほかでもないヴィクトリアから。

1703年、バッキンガム公ジョン・シェフィールドが桑畑を購入し、自邸を建てたのが始まりです。その後1761年にジョージ3世が私邸として使うため譲り受け、続くジョージ4世が1825年から12年かけて大規模な全面改築に着手しましたが、完成を待たずに崩御。
そして1837年、ヴィクトリアは即位と共にセント・ジェームズ宮殿からここバッキンガム宮殿に移り住みました。

ドラマでは当然ながら、外観のみの登場です。

ウェントワース・ウッドハウス

1725年築のカントリーハウスで、イギリス最大の私邸です。ヴィクトリアは即位前、まだ少女時代に滞在したことがあるのですが、23,000平方メートルもの広さを誇る屋敷にはさすがに驚いたらしく、「あまりにも大きな家なので、何と言えばいいのかわからない…」と圧倒されたという記録が残っています。

現在は美しい庭園と共に一般公開されており、18世紀の貴族の暮らしぶりを垣間見ることができます。ドラマではケンジントン宮殿としても登場しています。

ケンジントン宮殿

Kensington Palace London

ケンジントン宮殿の前身は、1605年に建てられたノッティンガム伯の自邸。気管支喘息を患っていたウィリアム4世が静養のため1689年に買い取って以降、王室の所有となりました。

ヴィクトリアが生まれ育ち、最愛の夫アルバートと出会った場所でもあります。

こちらも外観のみの登場。かつてはダイアナ元皇太子妃も住んでいた宮殿は、現在はケンブリッジ公爵一家の住まいとして知られています。

カースル・ハワード

ドラマでケンジントン宮殿に扮しているのは、1712年、第3代カーライル伯爵チャールズ・ハワードによって建てられた華麗な邸宅。その後300年以上の長きにわたり、ハワード家の住まいとなっています。オリジナルは1940年の火災により大半が焼失してしまったため、現在の建物は復元されたものです。

本作の他にも多くのドラマや映画のロケ地に使用されているほか、イギリス最大級の植物園があることでも有名。

ニューヴィー・ホール

17世紀末、当主ウィリアム・ウェデルが、当時の上流階級で教育の総仕上げとされたグランド・ツアーの土産品を飾る目的で増改築した邸宅。全面改装に携わったのは、18世紀に新古典主義を広めたインテリアデザイナー、ロバート・アダムです。

ロングギャラリーに並ぶコレクションは、古代ローマの彫刻やゴブラン織りの巨大なタペストリー、そして現在は滅多にお目にかかれない家具職人の名匠トマス・チッペンデールの家具など、希少なものばかり。

美しいコレクションや庭園を目当てに、多くの観光客が訪れています。

ハーウッド・ハウス

ハーウッド伯爵ラッセルズ家は征服王ウィリアム1世に従ってイギリスに渡った名門で、17世紀末には西インド諸島の砂糖農園で富を築きました。1771年に建てられたハーウッドハウスは、1922年に現女王エリザベス2世の叔母であるメアリー王女が第6代ハーウッド伯爵(結婚当時はラッセル子爵)に嫁いだことから、王室と縁の深い邸宅でもあります。

メアリー王女は自ら庭の手入れに勤しみ、愛犬たちと散歩をするのを日課とするなど、この家を心から愛していました。王室の私邸を一般公開したのは彼女が初めてです。

ヴィクトリアを演じているジェナ・コールマンもお気に入りの場所だとか。

ウィンザー城

ウィンザー城の石造りの円柱の建物と石壁と小さい噴水のある池

エリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城。11世紀に征服王ウィリアム1世が砦を築いて以降、幾度も増改築を重ねてきた、ヨーロッパでもっとも長く使われている王宮です。

菊の御紋含むガーター勲爵士のバナーがはためく城内の聖ジョージ礼拝堂には、ヘンリー8世とその3番目の妻ジェーン・シーモア(8世の妻6人中、墓所を共にしているのは彼女だけ)を筆頭に、現女王の父君であるジョージ6世、母エリザベス皇太后、妹マーガレット王女ら王族が眠っています。

2005年、チャールズ皇太子とカミラ夫人が挙式したのもここです。

カールトン・タワーズ

14世紀の古い館に端を発する、ノーフォーク公爵家の邸宅。現在は一般公開のほか結婚式場としても利用されています。

ウェストミンスター寺院

ロンドン 世界遺産 ウェストミンスター宮殿

11世紀エドワード懺悔王が建てた、イギリス中世ゴシック建築の最高傑作。以降、国王の戴冠式を行う場所として定着しています。1997年のダイアナ元皇太子妃の国葬、2011年のウィリアム王子の結婚式もここで行われました。

国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)と共に、世界遺産に登録されています。

ビバリー・ミンスター

ヴィクトリアの戴冠式シーンが撮影されたビバリー・ミンスター。その歴史はなんと7世紀にまで遡りますが、現在の荘厳なゴシック様式の建物は、1188年の火災後、1220年から200年かけて再建されたものです。中世初期の教会建築の代表的存在でもあり、ウェストミンスター寺院のモデルにもなったそう。

驚くべきは、これほどの大建築にも関わらず、「大聖堂」ではなく、あくまで「教会」であること。ビバリーにはこのビバリー・ミンスターを含め3つの教区教会があります。

リポン大聖堂

イギリスで最も古く、最も小さな大聖堂として知られているリポン大聖堂。7世紀に建てられた修道院が始まりですが、北部最初の石造りとされた聖堂は9世紀にヴァイキングによって破壊されてしまいました。その後再建されますが、今度はノルマン人に襲撃され、再び破壊。現在の建物は4代目です。

グレートセントラル鉄道

ヴィクトリアは、鉄道に乗った史上初の君主でもあります。ヴィクトリア&アルバート夫妻がグレート・ウエスタン鉄道のお召列車に乗車したのは1842年6月13日のこと。ウィンザー城近くのスラウ駅から、ロンドンのパディントン駅まで、約30分間の旅でした。

ロケに使用されたのは、グレートセントラル保存鉄道。ボランティアによって運営されており、週末をメインに、1897年から1969年まで営業していた廃線跡をSLやディーゼルが走っています。

ハートルプール

イギリス北東部の港町。海軍国立博物館もあります。ここで撮影されたのは、アフガン戦争での大敗を受け、国民を鼓舞するためヴィクトリアがトラファルガー号の就役式に臨むシーン。

アラートン城

アルバートの実家、コーブルク家の居城として登場したのは、ドイツではなくヨークシャーにあるアラートン城。19世紀の建築家ジョージ・マーティンによって再建された、比較的新しい建物です。

ハーラクストン・マナー

シーズン2第5話で、スペイン女王との縁談を画策するフランス国王を牽制するため、フランスを訪れたヴィクトリア&アルバート。フランス式の宮廷に戸惑った2人ですが、いつもの重厚な英国宮廷とは違うビジュアルに目を見張ったファンも多いのでは?

実は、このフランス王の別荘ウー城のロケ地となったのは、リンカーンシャーにあるハーラクストン・マナー。1837年に建てられた、正真正銘イギリスの邸宅です。

ブレア城

シーズン2第7話、ヴィクトリアは念願叶い、幼い頃から憧れの地だったスコットランドを訪問します。女王夫妻をアソル公爵が出迎えるシーンのロケ地は、ほかならぬ公爵家本邸であるブレア城で行われました。

アソル公爵の周囲にいたアソル・ハイランダーズは、ジャコバイトの反乱以降危険視されていたスコットランドで特別に許可された私兵。もとは1839年、当時の城主6代目公爵がトーナメント参加の際に雇った護衛とバイパーの集団でした。その後、1844年にブレア城を訪れた女王夫妻の護衛を務めたことがきっかけで、正式に認可されたそうです。現在もパレードやイベントなどで見ることができます。