日韓米 友好の響き 6団体330人で合唱祭

「アメージング・グレース」を合唱する日韓米の6団体=アルカスSASEBO

 日本、韓国、米国の合唱団などが交流する「日韓米合唱祭」は2日、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで開かれ、約330人が参加した。
 韓国のプロテスタント系の放送局「韓国基督教放送(CBS)」が主催する日本殉教地巡礼ツアーの一環。佐世保観光コンベンション協会と連携し、初めて開いた。
 日韓米の6団体が、聖歌やダンス、腹話術などを披露。佐世保市の女声合唱団「コーロ・ヴィオレッテ」(岡部和子代表)は、「今が美しい」「となりのトトロ」から「さんぽ」など5曲で美しい歌声を響かせた。最後は6団体全員で「アメージング・グレース」を合唱した。
 岡部代表は「海外の人と一緒に歌ったのは初めてで、いい経験になった。韓国の聖歌は力強かった」と話した。
 3日は船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、市とCBSの友好を祈り、オリーブの苗木9本を植樹した。CBSのソン・ダルイク理事長は「佐世保とCBSの関係が、オリーブの木のように深く、長くなることを願う」と述べた。

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