コパ・アメリカ準決勝が3日に行われ、2連覇王者チリとペルーが激突した。
難敵コロンビアを下し3連覇まであと2勝に迫ったチリと、グループ3位通過ながらウルグアイとの激闘制してベスト4までコマを進めたペルー。試合前ではチリ有利が予想されたが、チャンスを多く創ったのはペルーだった。序盤からリスク承知で人数を掛けて攻撃を仕掛けると、21分にエディソン・フローレスが左足でボレーシュートを放ち先制に成功。さらに38分にはヨシマール・ヨトゥンが追加点を挙げ、ペルーが2点のリードを得て試合を折り返す。
【コパ・アメリカ】VARでゴール2度取り消しのチリがベスト4へ!PK戦の末コロンビアとの熱戦制す
思わぬ展開にどよめき出すアレーナ・ド・グレミオ。後半に入ってチリが猛反撃に出るものの、ペルーのGKペドロ・ガジェセがファインセーブを連発しスコアの差は縮まらない。すると後半アディショナルタイム、ディフェンスラインの背後に抜け出したパオロ・ゲレーロがGKを交わし、冷静に右足で流し込んで勝負あり。3-0と完勝したペルーが44年ぶりの決勝進出を果たした。