<参院選公示>宮城選挙区3人届け出 自民と野党共闘激突

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宮城選挙区立候補者<改選数1減>(1-3)(4日午後1時現在、届け出順に右から左へ)

 第25回参院選が4日、公示された。改選124議席(選挙区74、比例代表50)に選挙区213人、比例代表146人の計359人が立候補を届け出た。歴代最長政権に近づく安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営に審判が示される。最大の焦点は、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持するかどうかだ。宮城選挙区(改選数1)には午後1時現在、予想された3人が立候補した。与野党は老後資金2千万円問題に端を発した年金不安や10月の消費税増税、東日本大震災からの復興・創生などを巡り論戦に入った。21日に投開票される。

 改選数が2から1に減った宮城選挙区には、政治団体のNHKから国民を守る党の新人三宅紀昭氏(57)、自民党現職の愛知治郎氏(50)=公明推薦=、立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)=社民推薦=の3人が立候補を届け出た。

 4選を期す愛知氏は、仙台市青葉区の中心部で第一声を上げた。「実現力、実行力のある政治を進める。成し遂げなければいけないのは完全復興だ」と支持を訴えた。

 10月に予定されている消費税率10%への引き上げに触れ「年金の重要な財源は消費税だ。無責任な政策に耳を傾けてはならない」と増税反対の野党をけん制した。

 石垣氏は、宮城野区のJR仙台駅東口で第一声に臨んだ。安倍政権への対決姿勢を鮮明にして「賃金は上がらないのに、税金だけが上がる。安心して子どもを育てられない」と強調した。

 原発再稼働や憲法改正に関しては「原発が立地する県で、なぜ住民の声を聞かないのか。憲法9条改正も何としてでも阻止する」と力を込めた。

 三宅氏は選挙事務所の届け出がなく、第一声も行わなかった。

【宮城選挙区立候補者】 (4日午後1時現在)

◎愛知治郎(あいち・じろう)(50)=自(無)現(3)(公推) 参院財政金融委(党県会長、衆院議員秘書)仙台市、中大

<責任ある政治行う>

 公的年金制度の維持が最重要課題だ。100年たっても守る。宮城から、未来のために責任ある政治を行っていく。無責任なパフォーマンス政治には任せられない。安定した政治を担えるのは、自民と公明の連立政権のみだ。日本の未来を託してほしい。

  ◎石垣のり子(いしがき・のりこ)(44)=立新(社推) FM放送局アナウンサー、仙台市、宮教大

<時代変える流れを>

 豊かな生活を手にしたい。安心して老後を迎えたい。次世代を担う子どもを安心して育てたい。そのために今、上げるべきは賃金で、消費税ではない。宮城から時代を変える流れをつくる。私たちにはそれが実現できる。野党が協力して全力で戦う覚悟だ。

  ◎三宅紀昭(みやけ・のりあき)(57)=諸新  NHKから国民を守る党員(会社員)大阪府、日大