北・東・西日本は気温低め 九州南部に低温に関する情報 1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は4日、向こう1か月(7/6~8/5)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は、オホーツク海高気圧からの冷たい空気や、曇りや雨の日が多い影響で、気温は低い見通し。東・西日本は前線や湿った空気の影響で、降水量が平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(7/6~7/12)は東・西日本を中心に、前線や湿った空気の影響を受けやすい見通し。北日本の太平洋側でも、前線や湿った東寄りの風の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多くなりそうだ。九州南部では、向こう2週間は曇りや雨の日が多く、気温が平年より低い見込み。特に、10日(水)頃からはかなり低くなる可能性があるとして、鹿児島地方気象台は「低温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(7/13~7/19)は、太平洋高気圧が日本の南で強い一方、本州付近への張り出しは弱く、東・西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすい見込み。このため、東・西日本は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。北日本の太平洋側も1週目と同様に、前線や湿った東寄りの風の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。気温は、北・東・西日本で平年より低く、沖縄・奄美で平年より高い見込み。3~4週目(7/20~8/2)は、夏の太平洋高気圧が、平年程度に張り出す予想となっている。東・西日本、沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。
 
■参考:平年の梅雨明け
 奄美   6月29日頃
 九州南部 7月14日頃
 四国   7月18日頃
 九州北部 7月19日頃
 中国・近畿・東海・関東甲信 7月21日頃
 北陸   7月24日頃
 東北南部 7月25日頃
 東北北部 7月28日頃

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