九州南部は継続して土砂災害に注意

宮崎県えびので、降り始めからの雨量が1000mmを超えるなど、九州南部では記録的な大雨となりました。梅雨前線が九州付近からあまり南北方向に動かなかったため、太平洋高気圧の縁辺を回る暖かくて湿った空気が、同じ場所に流入し続けていたことが原因です。
この梅雨前線は、前線上で発生した低気圧が日本の東海上に抜けたあと、少し南下しましたので、九州南部でも曇りとなりました。
今後、梅雨前線が少し北上するため、九州南部は5日昼過ぎから夕方まで雨の見込みです。その後も、雨や曇りの日が多いために、土中の水分量がなかなか減りません。九州南部は継続して土砂災害に注意が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:5日午前9時の予想天気図。

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