「やらないと後悔」松本潤が主演ドラマ「永遠のニシパ」への覚悟を告白

NHK総合で7月15日放送の「北海道150年記念ドラマ 永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」(午後7:30)の試写会が行われ、主演の松本潤、共演の深田恭子が出席した。幕末の探検家で、北海道の命名者となった主人公・松浦武四郎を演じた松本は「本格的な武士の役は初めてだったので、経験のない僕がやっていいのかすごく悩んだ。でも、やらないと後悔すると思った。不安よりもやりたい気持ちが強くなった」と覚悟を持って臨んだ役柄を訴えた。

同作はかつて蝦夷地と呼ばれた北の大地が、明治2年(1869年)に「北海道」と命名されてから150年の節目を記念したもの。松浦は三重県松阪市出身で、6度にわたって蝦夷地を探検し、1万近い膨大なアイヌ語の地名を記した詳細な地図を初めて刊行した人物。ドラマでは松浦がアイヌの女性リセ(深田)らと出会い、明治新政府にアイヌ語で“この地に生まれたもの”という意味のカイという言葉を含む「北加伊道」という地名を提案し、北海道が誕生するまでを描く。

松本は「ほとんどのシーンを北海道で撮影し、実際に武四郎さんが歩いて調べていった大変さを感じながら演じることができました。北海道の雄大さを体感することもでき、僕自身もドラマを通じて武四郎さんと一緒に旅をしているようでした」と過酷な撮影の中で、役柄と一体化していったことをアピール。

また、深田とは約20年ぶりの共演であることも明かし、「同じ高校の1年先輩なので、『あっ先輩だ』という感じから入りました。実際に芝居をさせていただくと、ものすごく純粋な方でいい意味で毎テーク芝居が違う。その時の感覚を表に出されるので、すごい新鮮な気持ちで演じさせていただきました」と告白。深田も「中学生の時以来のお仕事でしたが、北海道での合宿のような撮影でした。本当に楽しく撮影をさせていただきました」と笑顔を見せていた。

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