苦労人・ガルシアが3安打の活躍 カブス11得点大勝

【カブス11-3パイレーツ】@PNCパーク

直近6試合で1勝5敗、直近23試合で8勝15敗と元気がなく、敵地でのパイレーツ4連戦で被スイープの危機に瀕していたカブスだが、「6番・二塁」で先発出場したロベル・ガルシアがメジャー初本塁打を含む3安打1打点の活躍を見せるなど、打線が15安打11得点と爆発し、11対3で大勝。被スイープを回避した。7回3失点と先発の役割を果たしたホゼ・キンターナが今季6勝目(7敗)をマーク。パイレーツは先発のジョーダン・ライルズが3本塁打を浴びるなど、5回途中7失点で今季5敗目(5勝)を喫し、2番手のクレイ・ホームズも2回4失点とカブス打線の勢いを止められなかった。

クリス・ブライアントが17号ソロを含む4安打1打点、ウィルソン・コントレラスが18号2ランを含む3安打3打点をマークするなど、主力打者がしっかり結果を残したカブス打線だが、前日の試合でメジャーデビューを果たしたばかりのガルシアの活躍も見事だった。3回表に三塁打、5回表に単打、6回表に本塁打を放ち、サイクルヒット達成まであと一歩に迫る5打数3安打1打点の活躍。今季マイナー72試合で21本塁打を放った実力を証明してみせた。現在26歳のガルシアは、2010年6月にインディアンスと契約するも、A級よりも上の階級に上がれず、イタリア球界でもプレイした苦労人である。イタリアでプレイしていたときも常に米球界復帰、そしてメジャー昇格の夢を持ち続けていたというガルシア。ドミニカ共和国出身の苦労人が、ようやく夢を実現させた。

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