クマ目撃 西蔵王公園全面閉鎖 キャンプ場付近に出没 逃走

7月2日午前、山形市の西蔵王公園のキャンプ場付近でクマ1頭が目撃され、山形県は当面の間、公園内を全面閉鎖すると発表した。

2日午前9時ごろ、山形市の西蔵王公園にクマ1頭がいるのを散歩中の男性が目撃した。クマは体長が1メートルから1.2メートルほどで、園内西側のキャンプ場付近で目撃され、その後、公園の中心部方面に逃げていったという。当時、園内には複数の利用者がいたが、職員が避難を呼び掛け、けが人は無し。西蔵王公園を管理する山形県によると、公園の敷地内でクマが目撃されたのは今回が初めてで、当面の間、園内を全面閉鎖する。3日以降、公園の職員が定期的に爆竹による追い払いや巡回などを行う。西蔵王公園ではおととし7月にも近くにある野草園でクマが出没したため、園内のキャンプ場をおよそ3週間にわたり閉鎖した。

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