【やまぐち深発見紀行】 No.149「湯田・赤妻、土井地区の村社『生目八幡宮』」

▲生目八幡宮

赤妻町内を通過する路線バスの停留所「土井」近くに祀られる「生目八幡宮」。看板は目にするが、いったいどんな神様だろうか?

 「いきめさん」などの名で親しまれている「生目八幡宮」。1915(大正4)年の登記には、赤妻・土井地区32軒の共同管理と記されていた村社だ。

 一方、宮崎県に鎮座し、藤原景清伝説を持つ「日本一社生目神社」は、目の神様、見通しがきくことから商売の神様として崇められている。このようなご利益にあやかりたいと「生目」と名の付く神社は全国に多数ある。ここ、生目八幡宮もその一つと考えられているが、社伝は現存しない。

 年に4回清掃、毎年4月15日と12月5日に大祭を開催するなど、今も地域住民に手あつく管理されている。

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