大森南朋は飯豊まりえと親子に見えないよう努力!? ドラマ「サイン」で師弟役

テレビ朝日系で、7月11日よりスタートする木曜ドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」(木曜午後9:00)の制作発表記者会見が行われ、主演の大森南朋と共演の松雪泰子、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行、仲村トオルが登壇した。

本作は、韓国で最高視聴率25.5%を記録した大ヒットドラマ「サイン」(2011年)をリメークしたもので、どこまでも“真実”と“正義”に忠実に遺体の声なき声に耳を傾け続ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠ぺいしようとする巨大権力との熾烈(しれつ)な攻防戦を描いていく骨太な法医学サスペンス。

大勢の視聴者も招かれた第1話の試写後に、大森ら出演者が盛大な拍手で迎えられて登場。大森は「なかなか難しい世界の話なので、キャラクターのことにてこずりながらやっておりますけれども、その中でも楽しみながらやっております。ぜひ、ドラマを最後まで見ていただきたいと思います」とあいさつした。

西田は「久しぶりに自分で見て『面白いなあ』と思いながら、ゆうべ2回見ちゃいました(笑)。本(脚本)も素晴らしいし、アイデアも素晴らしいし、出ている俳優さんが何より素晴らしいですね。その中に加えていただいて、本当に光栄だと思っています。『日本法医学研究院』の院長で兵藤邦昭をやっております。『東帝大学病院』院長の蛭間重勝(「ドクターX~外科医・大門未知子~」)とは色合いが全然違います(笑)。こっちは“白”で向こうは“黒”という感じですので。ブラック&ホワイトを演じ分けておりますので、どうぞ楽しんでくださればうれしいです(笑)」と役どころに触れ会場を沸かせた。

上司と部下の関係が大きなポイントでもある本作でのお互いの関係性を問われ、松雪は「お互いに相談しながらセッションしている感じで。どうしたら楽しくなれるか、よく話してます」と話すと、高杉も「毎回毎回、ネクタイ引っ張っていただいて、怒られながらいろんな捜査を独自でしています。僕は本当に居酒屋さんのシーンが好きで、(松雪さんが)本当にすてきで。役でもそうですけど、松雪さんともあそこの瞬間が一番近くなるんです」と明かした。

新人法医学者役で大森に師事する飯豊は「私が1人でセリフの練習をしていると、入ってきてくださって助かっています」とその優しさに触れ、大森は「シリアスな部分がある物語なんで、そいうところでどういい空気を出せるかという。決して親子のように見せない努力をしています(笑)」と笑顔で返した。

一方、大森らとは敵対関係になる仲村は「僕はどちらかというと、部下をののしったりアングラな行動をさせたりする方なので、全然そんな楽しさはないですね(笑)」と苦笑していた。

会見が進む中、突然、大森が「高杉、お前、今日誕生日らしいな」と言うと、その言葉を合図に音楽が流れ、バースデーケーキならぬバースデー綿アメが登場。この日に23歳の誕生日を迎えた甘いもの好きの高杉に大森らがバースデーサプライズで祝した。

驚きながらもうれしそうな高杉は「まずはこの作品で役を真っすぐに演じて、皆さんと仲良く撮影できたらいいなと思っています。まずは一歩一歩撮影を頑張っていきたいと思っています!」と決意を新たにコメント。出演者みんなで綿アメを食べ、西田は「青春の甘い味がする」と言って笑いを振りまいた。

最後に大森は「われわれキャスト、スタッフともども全力でこの夏ドラマ『サイン』に取り組んでおりますので、毎週見ていただけるとうれしいです!」と力強くアピールした。

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