参院選長崎選挙区 候補者に聞く・1 古賀友一郎氏(51) 自民・現

 現職、新人計3人が立候補した参院選長崎選挙区(改選数1)。長崎新聞社は争点や改憲、本県の活性化策への考えなど全15問を各候補者にアンケートした。結果を7回にわたって紹介する。

【争点】今回の参院選の争点は。

 今回の参院選では、共産を含み基本政策すら一致しない野党連合に国政の主導権を委ねてよいのかどうかを問うべきだ。

【最重要課題】国政の最重要課題は。どう取り組むか。

 少子高齢・人口減少が進行する中、いかに社会保障と経済成長の持続性を確保するかだ。定年年齢の65歳への引き上げ、70歳継続雇用の推進、健康寿命の伸長などにより、持続可能な社会保障を確立するとともに国民生活上の将来不安を緩和する。加えて、再生可能エネルギーや水素を活用してエネルギー構造を転換することによって、民間投資と民間需要を喚起し、持続的経済成長を促進する。

【評価】安倍政権をどう評価するか。

 政権奪還と衆参のねじれ解消によって政治を安定させた。「もはやデフレではない」という状況にまで経済を立て直した。長期政権下、地球儀を俯瞰(ふかん)する積極的な外交を展開し、世界中の首脳との信頼関係を構築している。野党の政権担当能力の低さにも恵まれ、安定感のある政権である。

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