比例代表の団体名 長崎県選管が記載ミス

 県選管は5日、参院選の期日前投票所で、投票記載台に貼る政党名などを記した掲示物の表記に、誤りがあったと発表した。比例代表で政治団体「労働の解放をめざす労働者党」の「解放」を「開放」と記載したミス。全選管に配布していたが、同日中に修正した。
 県選管によると、掲示物のデータは県内の業者が作成。県職員も確認したが、気づかないまま県内21市町の選管へ送信したという。
 期日前投票所のうち、この日開設したのは県内62カ所。投票開始から約2時間後、誤りを発見した西彼長与町選管の職員からの報告で発覚した。各選管へ修正版のデータを再送付し、午後0時半には全て貼り替えられた。すでに計1043人が投票を終えていたが、有権者からの指摘やトラブルの報告はないという。
 県選管は「今後このようなミスを起こさないよう、厳重な確認を徹底する」としている。

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