参院選序盤情勢 古賀氏先行 追う白川氏 長崎選挙区

 共同通信社の参院選序盤情勢調査によると、長崎選挙区(改選数1)は自民現職の古賀友一郎候補(51)=公明推薦=が堅調な内閣支持率にも支えられて先行し、国民民主新人の白川鮎美候補(39)が追う展開となっている。出馬表明が遅れた政治団体「NHKから国民を守る党」新人の神谷幸太郎候補(43)は伸び悩んでいる。
 ただ、調査時点で回答者の3割以上が投票態度を決めておらず、終盤にかけて情勢が変わる可能性がある。
 古賀候補は自民支持層の8割、公明支持層の7割近くを固める。年代別では40代以上の中高年層で優勢の半面、10代への浸透が課題だ。白川候補は国民支持層の6割、社民支持層の7割超を取り込み、「支持政党なし」層でも他候補に差をつけている。共闘する立憲民主、共産の各支持層は固め切れていない。神谷候補は共産支持層に食い込むほか、20代で支持率が高い。

古賀友一郎51 政務官  自民現=公明推薦=
白川 鮎美39 会社役員 国民新
神谷幸太郎43 元会社員 N国新
※敬称略。年齢は投票日の7月21日現在。届け出順。

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