1日限りの「急行九十九島号」復活 ツアー即日完売に

 かつて国鉄が長崎-博多間に松浦線(当時)経由で運行していた「急行九十九島号」がこの夏、1日限りで“復活”する。JR九州長崎支社がツアー参加者を募ると、即日完売した。
 同号は1962年に博多-佐世保間で運行開始。翌年、長崎まで延伸し、68年に「急行平戸」と改称した。8月24日開催のツアーは“国鉄色”のクリーム色と赤で塗装された県内最古参の車両を使用。ヘッドマークも再現する。
 しかも旧松浦線の松浦鉄道(MR)にJRが乗り入れるのは約9年ぶり。そんなレアで「長崎の長い海岸線を堪能できる」(担当者)企画は、受付開始から4時間で定員84人に達し、キャンセル待ちも出るほど反響があった。

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