楽しみにしていた文化祭で救急車出動の事態です。長野市の篠ノ井高校犀峡校で始まった文化祭のイベントで超・激辛調味料入りのジュースを飲んだ生徒9人が腹痛や吐き気を訴えて救急搬送され、5人が入院しました。いずれも快方に向かっていますが、文化祭は中止されました。
学校や消防によりますと犀峡校では、5日朝から文化祭が始まりました。午前9時半ごろからの「校内祭」で行われたのが激辛調味料入りのトマトジュースを飲むいわゆる「ロシアンルーレットゲーム」でした。入れたのは「デスソース」という商品でどの程度入れたかは不明です。6人ずつ2回、ゲームをして計8人が超激辛のものを飲んだ他、もう1人がゲームとは関係ないところで飲んだということです。
すると・・・「お腹が痛い・・・」
（生徒3年）「飲んだ直後は辛そうな様子だった」
（篠ノ井高校犀峡校・副校長）「大事を取って搬送を」
9人全員が腹痛や吐き気、目まいを訴えた為、午前10時ごろ、学校側が救急車を呼んだということです。搬送されたのは、1年生から3年生の男子生徒6人と女子生徒3人。この内、男子生徒3人と女子生徒2人の5人が入院しましたが、いずれも快方に向かっているということです。会場の体育館には複数の教職員もいたとうことです。
（篠ノ井高校犀峡校・副校長）「文化祭の中止を私から伝えた」
（篠ノ井高校犀峡校・校長）「企画そのものについては、こういう結果になってしまい、安全性は不十分だった」
（生徒3年）「（文化祭に向けて）自分の用意してきたものが、無駄になってしまうのかなと・・・」
学校側は今回の事故を検証し、文化祭の中止でショックを受けている生徒へのケアをすることにしています。
