<レスリング>7.9~14アジア・ジュニア選手権(タイ)出場の男子グレコローマン・チームが出発

タイへ向かった男子グレコローマン・チーム

 7月9日(火)からタイ・チョンブリーで行われるアジア・ジュニア選手権に出場する男子グレコローマン・チームが7月6日、羽田空港発の日本航空で出発した。

 飯室雅規監督(自衛隊)は、埼玉・和光市で行われる世界選手権代表選考プレーオフの関係で、西口茂樹総監督(日本協会強化本部長)とともに、半日遅れて7日未明に出発。チームを引率した平井満生コーチ(山梨・甲府城西高教)は「国際大会の経験者が多いので、今まで以上にメダルを取ってくれることを期待している。メダルの色にもこだわって闘わせたい」との意気込みを話した。

 シニアでは東京オリンピックへ向けての熱き闘いが展開されているが、「ジュニアも熱く燃えたい」と言う。中心になるのは、2年連続のメダル獲得を目指し、先月の明治杯全日本選抜選手権72kg級で優勝した77kg級の日下尚(日体大)となろうが、昨年、世界ジュニア選手権に出場した1年生学生王者の奈須川良太にも期待。「アジア選手相手の闘い方を現地へ行ってからも確認し、万全な状態で挑みたい」と力をこめた。

 本来より1階級上での連続メダル獲得を目指す日下は「世界選手権へのプレーオフ(7月21日)もあるので辞退する選択肢もあったけど、出ると決めた以上、結果にこだわって自分のレスリングをやり、今後につながるようにしたい」と言う。

 シニアの“日本一”になっても、挑戦者であることに変わりはなく、特別にプレッシャーはないそうだが、「1回戦負けとか、ふがいない闘いはできない」ときっぱり。体重のハンディはあるものの、「それでも勝てると思います」と自信を見せた。

 このあと、女子が8日、男子フリースタイルが10日に出発する。大会スケジュール、日本選手団は下記の通り。


大会スケジュール

7月 9日(火) 男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
   10日(水) 男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級
   11日(木) 女子50・55・59・68・76kg級
   12日(金) 女子53・57・62・65・72kg級
   13日(土) 男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
   14日(日) 男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級


役員

【総監督】西口茂樹(日本協会強化本部長)

【男子グレコローマン監督】飯室雅規(自衛隊)、【コーチ】平井満生(山梨・甲府城西高教)、長谷川恒平(青山学院大職)

【女子監督】笹山秀雄(自衛隊)、【コーチ】吉村祥子(エステティックTBC)、冨田和秀(自衛隊)

【男子フリースタイル監督】小幡邦彦(山梨学院大教)、【コーチ】鈴木豊(自衛隊)、湯元健一(日体大教)

【ドクター】矢野雄一郎(とちぎメディカルセンターしもつが)、【トレーナー】大山貴裕(NTT東日本関東病院)

【帯同審判】沖山功(香川・香川中央高教)、本田原明(自衛隊)


選手

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 堤 孔一(青山学院大)
▼60㎏級 大河原蔵之介(日体大)
▼63㎏級 小柴亮太(日体大)
▼67㎏級 小林大悟(拓大)
▼72㎏級 古川裕貴(九州共立大)
▼77㎏級 日下 尚(日体大)
▼82㎏級 樋口徹心(日体大)
▼87㎏級 奈須川良太(神奈川大)
▼97㎏級 佐川 健(神奈川大)
▼130㎏級 境 晟道(東洋大)

 【女子】
▼50㎏級 吉元玲美那(至学館大)
▼53㎏級 今井佑海(日大)
▼55㎏級 櫻井つぐみ(高知・高知南高)
▼57㎏級 澤葉菜子(至学館大)
▼59㎏級 杉山絢海(東農大)
▼62㎏級 小玉彩天奈(早大)
▼65㎏級 増山汐音(至学館大)
▼68㎏級 宮道りん(日体大)
▼72㎏級 小林奏音(専大)
▼76㎏級 長島水城(東京・安部学院高)

 【男子フリースタイル】
▼57㎏級 竹下雄登(日体大)
▼61㎏級 小川航大(日体大)
▼65㎏級 堤 泰樹(日体大)
▼70kg級 鈴木歩夢(早大)
▼74㎏級 藤田 悠(日大)
▼79㎏級 金子将大(専大)
▼86㎏級 白井達也(日体大)
▼92㎏級 秋場勇星(国士舘大)
▼97㎏級 吉田ケイワン(日大)
▼125㎏級 武藤翔吾(中大)

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