あり得ない…全機種7フィート6インチ!!? ケイテックカスタムロッドの「本気度」

「このロッド、なぜだかよく釣れるなあ…というロッドってないですか? そんなロッドを作ってみようと思ったんです。うちの社はワームを作るときも、それを心掛けているので」。これは、ケイテック代表馬路久史さんの言葉。だが、そのラインナップは、5機種全て7フィート6インチ、どれにもスパイラルガイド仕様が存在するという! しかし手にしてみると「経験は、品質に。」という理念につながる、いかにもケイテックらしいロッドだった。

馬路久史

林イズムの正当継承者にして凄腕の持ち主

まじ・ひさし/株式会社ケイテック代表。かつてはJBで活躍したが、引退後にケイテック入社。創業者でもある先代社長の故・林圭一氏の右腕として辣腕を振るう。林氏の逝去後も林イズムを継承し、会社を盛り立てている。現在、W.B.Sにも参戦し、今期第2戦は6位に入った。

マルチピース全盛時代に強烈なアンチテーゼ!

全モデル7フィート6インチの長尺ワンピースロッド。無塗装ブランクス、マイクロガイド、非脱着式グリップという徹底的な軽量化により、極めて軽い振り心地を実現。フィーリングは7フィート。ワーム&ジグフィッシングに欠かせないアキュラシー性能と、高い感度、自然な曲がり、そして十分なパワーを身に付けている。5種類のアクションでベイトフィネスからパンチングまでカバー。スパイラルガイドモデルもあるので全10機種だ。

馬路さん取材時タックル

ロッドはすべてケイテックカスタムロッド(ケイテック)のスパイラルガイド仕様
最上段
● ロッド:KTC765-SPG
●リール:スティーズCTSVTW700XH(DAIWA)
●ライン:シーガーR18 バス12ポンド(クレハ)
●使用ルアー:ソルティーコアチューブ4.25インチ(ケイテック)逆付けノーシンカーリグ
上から2番目
●ロッド:KTC766-SPG
●リール:スティーズCTSVTW700XH(DAIWA)
●ライン:シーガーR18 バス14ポンド(クレハ)
●使用ルアー:ラバージグモデルⅠ&フレックスチャンクミディアム(ケイテック)
上から3番目
●ロッド:KTC765-SPG
●リール:SSエア8.1R(DAIWA)
●ライン:シーガーR18 バス14ポンド(クレハ)
●使用ルアー:ネコリグ
最下段
●ロッド:KTC765-SPG
●リール:スティーズCTSVTW700XH(DAIWA)
●ライン:シーガーR18 バス12ポンド(クレハ)
●使用ルアー:スイングインパクト4.5インチ(ケイテック)ブレードリグ

全モデル、スパイラルガイド仕様あり!

ケイテックカスタムロッドは、5種類のパワー設定があるが、その全機種に標準ガイド設定と、スパイラルガイド設定がある。
馬路「僕はラインが変なたるみ方にならない気がして、スパイラルが好き。でも、基本的にはそれほど変わりません。好みの問題なので、どちらも選べるように、両方作りました」。

フックキーパー

フォアグリップより前にフックキーパーをつけると、ラインが絡みつくことがある。だからグリップエンドに装備。しかも、オフセットフックを装着したまま引っ掛けられる構造なので、フックの刺し直し不要。素晴らしい。

アシの中に入れたソルティーコアチューブをボトムで動かしたら、馬路さん渾身のフッキング! ギリギリ40に届かないサンキューフィッシュだった。ロッドはKTC766-SPG。

ワーム系の釣りにはやっぱりフロロ

取材陣に馬路さんは「今回の釣りにはフロロが向いてる」とアドバイス。そしてR18 バス(クレハ)を使わせてくれた。使いやすく、強く、リーズナブルなフロロカーボンラインの代表格。

馬路さんオススメの新リグ!「ブレードリグ」

今回は8尾中5尾がブレードリグで釣れた。ブレードリグとは、デコイの新製品「巻刺(マキサス)ブレード」を装着したリグ。コイル式フックにシンカーとブレードが装着してあるリグで、フォール、ボトムシェイク、スイミングいずれの状態でも食わせる能力がある。なおかつ、すり抜け性抜群。

馬路さんはケイテックカスタムロッドを引っさげ、2019ルアーマガジン8月号「ドラマチックハンター」に登場! ハウツーあり、釣果山盛りあり、ハプニングあり!?で見どころ満載です。お見逃しなく!!

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