【超簡単レシピ付き】病みつきになるおいしさ! チュニジアの春巻き「ブリック」

ツナやポテト、生卵などを巻き込み、サラダ油でカラリと揚げた「ブリック」。食べ進めていくと、半熟状の卵がとろ〜りと顔をのぞかせる、一度食べたら忘れられないおいしさのチュニジア料理です。春巻きの皮を使えば、自宅でも気軽に作ることができますよ。

ブリックとは?

ブリックは海外にもファンの多い、チュニジアの家庭料理です。丸い形をしたチュニジア版の巨大な春巻きの皮「Malsouka(マルスーカ)」に、具を包んで揚げ焼きにしたもの。大きな三角形が特徴です。

具は缶詰のツナと卵を使ったものが有名で、牛ひき肉やチキン、シーフードなどを入れて作ることもあります。これらの具材に、ジャガイモやチーズを加えることも。チュニジアのお隣アルジェリアや、その隣のモロッコにも似たような料理がありますが、形が少々異なります。

大ぶりなので、1〜2コ食べればお腹に溜まるはず・・・ですが、パリパリした皮とジューシーな具の食感がよく、レモンをたっぷり絞ればあっさり。いくらでも食べられそうなおいしさです!

都内ではここで食べられる!

新大久保の「ハンニバル」や日暮里の「クスクス」などのチュニジアレストランで味わうことができます。ハンニバルは何度か訪れているのですが、ツナのブリックを始め料理はどれもおいしくて、ご主人のモンデールさんとの会話もかなり楽しいオススメのお店です。詳細は「とろ〜り半熟卵のブリックに悶絶!新大久保のチュニジア料理『ハンニバル』」をどうぞ。

春巻きの皮で作れる、ブリックのレシピ

ブリックの皮は日本国内だと入手しにくいので、春巻きの皮とポテトサラダを使ったオリジナルレシピをご紹介。現地では半熟状あるいは固めに仕上げる場合がありますが、今回はとろ〜り半熟に仕上げましょう!

【材料】(2枚分)

春巻きの皮・・・4枚

ツナ缶・・・1缶(70g)

マッシュポテトまたはポテトサラダ・・・大さじ4

パセリ・・・(刻んだ状態で)大さじ1

卵・・・2コ

サラダ油・・・適量

レモン・・・1/2コ

【作り方】

1. 春巻きの皮を2枚重ねる。中央部に卵を割り入れるスペースを作り、その周囲にポテト、水気を切ったツナ、パセリを置く。

2. 春巻きの皮の中央部に卵を割り入れ、春巻きの皮を三角形になるように折る。2辺を爪楊枝(各2本ずつ)でとめる。

3. フライパンにサラダ油を入れて火にかける。高温(1700℃ぐらい)になったら両面を2分ずつ、カラリとするまで揚げる。半熟状に仕上げたいので、火の通しすぎにご注意ください。

※ポテトサラダを使用する場合は、油ではねてしまうのでキュウリは取り除いてください。

油をよく切り、レモンをギュッと絞って、ボナ・ペティ(召し上がれ)! あれば、チュニジアを始め北アフリカで広く親しまれているチリペースト「ハリッサ」を添えてお楽しみください。ビールやロゼが欲しくなるおいしさですよ。

レシピ制作:sweetsholic

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