復興祈る、熊本県内230キロの旅 地震が縁、熊本市移住の斉藤さん

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熊本地震からの復興祈願で、県内縦断の旅へ出発する斉藤正さん=小国町

 熊本地震からの復興祈願を目的に、熊本県内縦断を目指す熊本市中央区の会社員斉藤正さん(51)が6日早朝、小国町をスタートした。14日までの9日間で、最終目的地の人吉市までの約230キロの道のりを歩

 長年関東に暮らしていた斉藤さんと、熊本との縁が生まれたきっかけは熊本地震。発生直後、当時住んでいた千葉県から友人と2人で、2トントラックを運転して、トイレットペーパーなどの生活用品を熊本市へ届けた。その時に知り合った女性と1年後に結婚、同市へ移り住んだという。

 斉藤さんは5~6年前から、会社の長期休暇を利用して、琵琶湖一周230キロや、北海道200キロの旅を続けている。今回、県内縦断の旅をすることに決めた理由について、「地震から3年がたったが、仮設住宅に住む人がいるなど復興は道半ば。旅の途中で地元の方と触れ合いながら、少しでも元気をお裾分けできれば」と話す。

 6日は午前5時すぎ、小国町の杖立温泉街を出発、阿蘇市へ向かった。1日平均25キロを歩く。(宮崎翼)

(2019年7月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)