東北太平洋側や関東など 14日(日)頃から気温かなり低く 早期天候情報

8日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 気象庁は8日、九州南部、九州北部(山口県を含む)、四国、関東甲信、東北の太平洋側に「低温に関する早期天候情報」を発表した。いずれの地域も、14日(日)頃から5日間ほどは、気温が平年よりかなり低くなりそうだ。特に、東北の太平洋側は16日(火)頃に、平年よりかなり低くなる可能性がある。農作物の管理等に注意が必要だ。
 
 九州は最近1週間程度、記録的大雨となった南部を中心に平年より気温の低い状態が続いている。7月3日~7日までの平均気温は、宮崎県日南市24.0℃(平年差-2.4℃)、宮崎市24.1℃(平年差-2.3℃)、鹿児島市25.3℃(平年差-1.7℃)などとなっている。また、関東甲信は4日(木)頃から、東北の太平洋側では6日(土)頃から、北からの冷たい空気の影響で気温が平年を下回る状態が続いている。きのう7日(日)の東京都心は、最高気温は20.8℃と平年を7℃下回った。

 関東甲信や東北の太平洋側では、向こう2週間はオホーツク海高気圧からの冷たい空気の影響で、気温の低い日が多く、かなり低くなる可能性もある。九州南部、九州北部(山口県含む)、四国でも、梅雨前線や湿った空気の影響で、今後も平年に比べ曇りや雨の日が多くなる見通し。この方面も、上空の寒気や北からの冷たい空気の影響を受けるため、14日(日)頃からの5日間ほどは気温が平年よりかなり低くなりそうだ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。11月~3月の間は、降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合にも発表される。

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