吉岡里帆が「時効警察」に初参戦! オールスターズが12年ぶりに脱力旋風!!

テレビ朝日系の“伝説のドラマ”「時効警察」の新シリーズ「時効警察はじめました」が、10月より前2シリーズと同じ金曜ナイトドラマ枠(金曜午後11:15、開始日未定)でスタートする。また、吉岡里帆が「ガンバリマス!」 が決めゼリフの“やたらとガンバル刑事課期待の新人”役で参戦することも決まった。

オダギリジョーが演じる、時効になった事件を趣味で捜査する男・霧山修一朗と、麻生久美子が演じる助手の三日月しずかと共に、もはやライフワークと言っても過言ではない“唯一の趣味”を再開。温和な無秩序課長・熊本(岩松了)、無類のイタズラ好き・又来(ふせえり)、人生の99%が無表情なサネイエ(江口のりこ)ら“ゆる~い時効管理課の面々”と、トレンチコート命の残念エース刑事・十文字疾風(豊原功補)&いい加減を極める先輩刑事・蜂須賀(緋田康人)、ちゃっかり鑑識官・諸沢(光石研)、そしてナレーターの由紀さおりも12年ぶりに再結集。基本人格は相変わらずな時効オールスターズが、またも脱力旋風を巻き起こす。

すでに撮影が始まっており、12年ぶりにレギュラーキャスト陣と再会したオダギリは「確かに12年がたっているのに、みんな何も変わっていませんでした。見た目も変わってないし、掛け合いも当時のまま。初日から何の違和感もなく、12年前の感覚に戻ることができました。ただ、みんな確実に体力は落ちています(笑)」と語った。

そして、テレビドラマで本格コメディーに挑戦するのも、刑事役を演じるのも初となる吉岡は、隙あらば霧山&三日月の“趣味の捜査”に首を突っ込んでいく新人刑事・彩雲真空を演じる。吉岡は「前2シリーズを私も一視聴者として見ていたんです。皆さんがまた集まることがファンとしてうれしかったと同時に、自分もあの世界の中に入れるということで『ホントに!?』と思いました」と目を輝かせる。

また、昨年「時効警察」のメイン監督・三木聡氏の映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」に出演した吉岡は、今回も三木監督の手腕に脱帽。「もっと即興でツッコミやボケが飛び交っているのかなと思っていたんですけど、特に三木さんが脚本・監督を担当される回は、皆さんが台本にあるセリフを一語一句、絶対に変えることなく、すべて完璧に積み上げられた会話劇になっているんです。そこは意外でした!」と打ち明けた。

そんな吉岡はのっけから時効ワールドに溶け込み、「ガンバリマス!」ポーズも自ら生み出したとのこと。「彩雲は、いつも意気込んで『ガンバリマス!』と意思表示をするたび、左腕を垂直に立てて、その肘の部分に右手を添える、ウルトラマンの逆のようなポーズをとるんです。スタッフさんとの打ち合わせで『期待してるよ』と言っていただけた時、無意識のうちにやっていたポーズで、本編でも使おうということになったんです(笑)。普段はこんなポーズをとることがないんですけど、力が入っていたんだと思います」と明かした。

また、オダギリと麻生への印象については、「オダギリさんは、心の中でふつふつと燃える『時効警察』愛を感じます。誰よりも皆さんのことを見ていてくださって、とても頼もしい方! 麻生さんはかわいくて、面白くて、無敵な人! オダギリさんとも話していたんですけど、麻生さんの周りでは面白いことがたくさん起こるんです。いつも広い心で接してくださるので、大好きです!」とリスペクト。さらに「麻生さんにプロレス技をかけるという私的衝撃シーンもあるんです。すごくドキドキしました! しかも私、劇中でプロレスラーにまでなっちゃいます(笑)。かなり頑張っているので、ぜひ見ていただきたいです」とアピールした。

その吉岡に対しオダギリは、「新しく加わることは、不安や心配も大きかったと思いますが、吉岡さんは見事になじんでいます。というより、既にみんなから愛されています。明るくて素直で人柄が良く、麻生さんは『こんなすてきな子どもが欲しい』と、吉岡さんの家庭環境を聞き出したりしています。とにかく『時効警察』は独特な現場ですが、吉岡さんなら何の心配もないと思います」と劇中に出てくる“時効の判子”ばりにドンッと力強く太鼓判を押した。

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