年金、参院選序盤の争点に

与野党、描く将来像かみ合わず

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街頭演説を聞く有権者ら=8日午後、盛岡市

 参院選の序盤で年金制度が最大争点になっている。安倍晋三首相(自民党総裁)は8日「強い経済をつくれば年金額を確保し、増やすこともできる」と訴え、経済成長により安心を広げると強調。野党は「物価の上昇より年金の増える額の方が低い」(枝野幸男立憲民主党代表)と現行制度を問題視し、変更も求める。21日の投票日へ論戦は熱を帯びるが、描く将来像はかみ合っていない。

 首相は岩手県北上市での街頭演説で、雇用状況の改善で380万人の支え手が増え、支給額が増加、年金積立金も53兆円拡大したと説明した。選挙戦前は争点化に警戒感もあったが、具体的なデータで理解を得る作戦を選んだ。